あなたは、怪談がお好きですか?
嫌いですか?
よく、学校という場所には、怪談がついて回ります。何故でしょうか?
トイレの花子さん、一段増える階段、踊る人体模型、独りでに鳴るピアノ・・・
学校という場所は、とても不思議な空間です。
あなたは学校をいやに広く感じたことはありませんか?
トイレや、人のいなくなった教室がいやに暗く感じたことはありませんか?
黄昏時に、誰もいないような錯覚に囚われたことは?
急に静になって、不安になってしまった様なことは?
意味もなく、時計の時間の符合が気になったりしたことは?
そうです。日常と、非日常が混在する場所なのです、学校というところは。
もし、あなたがそんな風に感じたことがないのなら、一度夜の学校に入ってみることをお奨めします。
あのやけにぼやけた、血色の非常警報のランプが、あなたを出迎えてくれるでしょう。
(注:犯罪を奨めているわけではありません(苦笑))
このゲームは、アスキーログアウト文庫から刊行された、『放課後奇譚』を参考に、元ゲームのダイナミズムをそのままに(笑)、
よりゲーム的な処理を施したものです。
『ごく普通の人間が、日常に“存在するかもしれない”怪談の世界を体験する』というゲームの性格上、
ルールよりも雰囲気や、怪談(即ちシナリオ)の流れを優先することが多いため、敢えてルールにこだわる必要はないのですが、
『ゲームをより楽しく、おどろおどろしく盛り上げるために』キャラクターが死亡することを導入しました。
このため、より怪奇的な(それこそ血みどろの)、時にはB級ホラーやスプラッタ、エルム街の悪夢、果てはクトゥルフ神話、
バイオハザードなど(?)まで対応できるようになっている・・・かもしれません。
何はともあれ、お楽しみください。
これは架空の怪談なのですから。