実際のプレイ風景です。
ただ、問題は今回のシナリオにおいては一回の判定も行っていないのです(苦笑)
当初は、この直前にプレイしたものをリプレイ化するつもりだったのですが、ST本人が怖くなってきたのでシナリオを半ばで打ち切ったためにリプレイ化できませんでした(笑)
まあ、怪談風のTRPGである、ということを分かってもらえれば良しと思っています。
登場キャラクターの紹介
夏目 昭彦(なつめ・あきひこ)
淡泊で思慮深い(腹黒い)男。常にNo2であり続ける(笑)
榊原 静(さかきばら・しずか)
謎の霊感少女。今回は活躍できない(笑)
比嘉 信司(ひが・しんじ)
沖縄出身の沖縄弁をしゃべる男だが、何故か標準語。危ないことをするのが好きな実験体1号。
白鳥 恵(しらとり・めぐみ)
聞き取り専門の噂好き。隠れたツッコミ役(笑)
放課後奇譚・改リプレイ 〜
新校舎の怪異
ST | 日暮れなんですわ。そろそろ部活も終わりという感じで、帰ろうか?という時間です。 |
昭彦 | 画材を片づける。 |
静 | 終い、終い。片づける。 |
ST | 片づけた。 |
昭彦 | じゃあ、帰りますか。 |
静 | パフェでも食べに行きません? 今日も暑かったし。 |
信司 | ・・・うちらの部活って、空調利いてるし(笑) |
恵 | 利いてない(笑) |
静 | ないない、美術部には・・・ |
昭彦 | 扇風機があるから・・・ |
静 | 扇風機だけ。 |
恵 | あ、パステルが飛ぶ(笑) |
昭彦 | あ、パンくずが転がっていくよ(笑) |
信司 | きっとそういう作業はしてないんじゃない?(笑) 夏は。 |
昭彦 | 油絵でもいいだけどね。 |
静 | で、気持ち悪くなるんでしょ?(笑) |
ST | 夏はすごい臭いがすると思うよ(笑) |
信司 | 石膏とか? ・・・暑くてマスクとかしてられないか。 |
昭彦 | 結論、水彩画がベスト。 |
ST | ん、で? |
信司 | 近くにパフェを食べに行くんでしょ? |
昭彦 | 帰りがてらにパフェを食べに |
恵 | パフェパフェ〜♪ |
信司 | どうせ、帰り道にある駅前とかでしょ?(笑) |
ST | はい。では、美術室から出て廊下を歩いて階段に向かって行くと・・・。 血痕が。 |
昭彦 | 先生おめでとう!! |
ST | ? なぜおめでとうやねん? |
昭彦 | 結婚 |
信司 | ぱぱぱぱーん、ぱぱぱぱーん(ウェディングマーチを口まねで) |
一同 | (笑) |
ST | そっちに行くか(笑) そっちに行くのか、どうしてもなあ? |
昭彦 | まさしく廊下がヴァージンロード。 |
静 | 確かに(笑) |
ST | ・・・廊下に血の痕があります! |
信司 | うおぉ(笑) |
ST | これでいい?(笑) |
昭彦 | (笑) どっちからどっちに向かって血痕が? |
ST | 君たちの目の前から向こうに向かって。 要するに進行方向、階段側へ。 |
昭彦 | ・・・ヤな予感はしますか?(笑) |
ST | しません(笑) |
※ST注 | 昭彦は予感の特殊能力を持っています。 |
信司 | 誰かここで喧嘩でもしたのか? |
恵 | 赤い絵の具かも。 |
ST | ん、噂を聞くを持っている人。 |
恵 | はい。 |
ST | 放課後になるとなぜか血痕が浮かび上がるという噂を聞いた覚えがある。 |
恵 | 聞いたとこがある気がする。 |
ST | 謎の血痕らしい。 |
恵 | らしい。 |
静 | 周りを見る! |
ST | 周りを見る・・・。 窓、教室、廊下。 |
静 | 天井を見る! |
ST | いやあ、天井だなあ。 |
静 | 天井に染みが、とかは? |
ST | 全然。 |
信司 | じゃあ、血痕の後を辿る。 |
静 | 地面から沸き出してくる? |
ST | いや、自然にぽたぽたと垂れた感じだね。 |
信司 | ちょっと触りたくないけど・・・。 そこら辺のごみで・・・ |
ST | あ、ちなみに血痕は新しいよ。 |
信司 | ティッシュで拭いてみる。 |
ST | 拭いてみるの? じゃあ、拭いてみると周りが固まっていてちょっと残る。 明らかに血だねえ、って感じ。 |
信司 | うああ(笑) |
ST | ちなみに匂いを嗅ぐなら、もろに血の匂いだね。 |
昭彦 | ・・・この匂いはA型かな?(笑) |
ST | そこまで分かるんだったらブラ○クジャ○クも驚きだぞ(笑) |
信司 | じゃあ、辿って行こうか? |
昭彦 | 辿るの?僕は辿りたくないんだけど。 |
信司 | 俺は辿りたいんだけど(笑) |
静 | では、真ん中を取って拭いていくと言うのは?(笑) |
昭彦 | どこら辺の真ん中取ってる? |
静 | そういえば、血痕は翌日には消えてるの? その噂は? |
恵 | ただ、血痕が出現する、というだけで、詳しくは知りません。 |
昭彦 | たぶん、夜のうちに用務員さんがこうごしごし洗ってるんだよ。 |
信司 | 嫌な予感もしないし・・・ |
昭彦 | 帰る(笑) |
ST | 君たちが帰る方向に向かって血痕が続いてるんですけど?(笑) |
昭彦 | 帰れば必然的に後を追うことになる。 |
信司 | ところで、掃除は? |
昭彦 | しない(即答) 僕たちの廊下じゃないし。 |
静 | 私たちの廊下なのに(笑) |
信司 | ま、いいか。 じゃあ、血痕を辿って行こう。 |
ST | OK、じゃあ血痕を辿っていく。 |
一同 | (なぜか沈黙) |
ST | じゃあ、辿って行く。 そうすると血痕が階段まで来て、階段を降りていく。 |
昭彦 | 帰る為には下らないと行けないし。 |
信司 | じゃあ、帰りに職員室に寄って、血が垂れていると報告していこうかな。 |
ST | じゃあ、階段を下る。下ると、一階下ると、今度は逆方向、つまり校内の方へ向かって血痕が続いている。 |
信司 | 今度は帰り道を外れるのね。 ・・・しょうがいない、辿っていくか(笑) |
(信司以外の3人) | 何故?(笑) |
信司 | 噂の真相を確かめないと。 気になるでしょ? |
恵 | ええ、まあ、うん(笑) |
信司 | 真相を明らかにしないと。 |
恵 | なりますけどねえ(笑) |
昭彦 | これだから噂好きは(笑) |
※ST注 | とても協力的なプレイヤー達(笑) |
静 | ・・・横を見る。 |
昭彦 | 横ってどこを見るの? |
静 | 夏目さんはなにか感じていないかを見る。 |
ST | いや、全然(笑) |
昭彦 | ・・・今日は調子が悪いみたい(笑) |
恵 | もしかするとこの先に怪我人が倒れているかも。 |
信司 | 怪我人? ・・・どうせ大した傷じゃないでしょ(笑) |
昭彦 | ここまで血が垂れてたら大した傷でしょ(笑) |
恵 | と、いう可能性も無きにしもあらずと思うんですけど。 |
静 | ・・・行っちゃいましょうか? |
信司 | ん、じゃあ、血痕を辿って行くぜえ(笑) |
ST | じゃあ、どんどん辿って行くと。 辿って行くと、校舎の反対側の階段に出ます。 |
信司 | あれえ?ジグザグに進んでるの? また、下に降りてるの? |
ST | いや、上に上がってるよ。 |
昭彦 | 一週してるよ(笑) |
信司 | ・・・屋上か?(笑) じゃあ、上に行く。 |
ST | じゃあ、上に上がった。一階上ね。 そうすると、反対側、美術室の方向に向かって血痕が続いている。 |
信司 | 美術室の反対側になにかあったっけ? |
昭彦 | 誰だ?一週してる人は(笑) |
ST | じゃあ、血痕は美術室の前を通り過ぎて、元にあった場所に戻っている。 |
昭彦 | わあい(笑) |
信司 | あれ?そこで終わり? |
ST | ん、いや、そのまま元の血痕に続いているよ。 |
恵 | ・・・どうなってるんでしょうねえ?(笑) |
信司 | 拭いたところは? |
ST | 元に戻ってるよ。 |
昭彦 | 拭いた場所にまた新しくできてるの? |
ST | うん。 寸分違わず。 |
恵 | いやあ(笑) いかがわしさが大爆発。 |
静 | なんでしょう。 |
信司 | 先生でも呼んでくるか? |
昭彦 | 呼んできて。 |
信司 | 職員室に行って先生を呼んでくる。 |
ST | OK、じゃあ、先生を連れてきた。 ・・・面倒なことは抜きね(笑) |
信司 | 先生! ここに血の痕が! |
先生(ST) | 「拭き取っておいてくれ」 |
昭彦 | その後、先生は? |
ST | と、職員室に帰っていくよ。 |
信司 | ・・・仕事を押しつけられたよ(笑) |
昭彦 | 体罰だ、体罰(笑) |
恵 | うー(笑) |
信司 | 変だと思わないのかあ、と思いつつ雑巾で拭くか。 |
昭彦 | モップを用意して、・・・じゃあ、がんばってくれ(笑) |
信司 | ぬう、じゃあ、だーっと掃除。 |
ST | 掃除。 |
静 | 美術室の前で待機して見ていよう。 |
信司 | ・・・いいよ、とりあえず掃除するから。 |
ST | えーっと、一週回って起点に戻ると、また血痕が浮き出てるよ。 |
信司 | え? 見ている人はどうなるの? |
ST | 拭き取ってしばらくすると、同じ場所にまた血痕が浮き出てくる。 |
昭彦 | 浮き上がってくるんだ。 |
信司 | さっき拭いたぞ、ここ(笑) |
恵 | 染み込んでるじゃない?(笑) |
静 | 染み出してるってのが正しい(笑) |
昭彦 | 一応、下の階に行って上をみたらどうなってるのかな? |
信司 | 染みてないんじゃない? 廊下に水を流しても全然大丈夫だし。 |
ST | じゃあ、とりあえず3周ぐらいしたけど、全く血痕は消えてない。 |
信司 | モップが真っ赤って? |
ST | いや、全然。 |
静 | 一つ血痕を消してもらった後に、アロンアルファを山にしてみる(笑) |
ST | OK。しばらくするとアロンアルファの下に血痕が出てくる。 |
昭彦 | うあお。 |
一同 | (笑) |
静 | すいません、無駄な努力でした(笑) |
昭彦 | てか、そのアロンアルファ、どうやってはがすんだい? |
恵 | 廊下の床ごと削り取るしか(笑) |
信司 | ・・・ところでモップは赤くなってないんだよね? |
ST | あんまり。 |
昭彦 | 先生を呼んでこよう。 |
ST | ちなみに、もうすでに日が暮れて久しい時間です。 |
全員 | ・・・。 |
静 | 帰る。 |
昭彦 | いいや、拭いたことは拭いたし、帰ろう(笑) |
信司 | ま、いっか(笑) モップを片づけて帰ろう。 |
ST | 帰る。 すでに日が暮れて久しいです。 |
静 | こんなこともあろうかと懐中電灯が(笑) |
※ST注 | 真田博士!(笑) |
ST | ないないない(笑) さて、新築の校舎なんで、それなりに新しいね。 |
信司 | 新築なんだ。 |
ST | で、この時間になるとある程度自動的に戸締まりがされて、残りの裏口からしか出るしかない、と言うことになってます。 |
昭彦 | じゃあ、裏口に。 |
ST | でぇ! 新築と言うことは、当然旧校舎が建て替えられている、と。 |
静 | うん。 |
ST | で、旧校舎というのがご多分に漏れず、戦時中に市民の避難場所とかに当てられていた場所です。 |
昭彦 | いやーん(笑) |
静 | 病院だ・・・。 そこに爆撃を受けているとかそういう話があるとか、ないとか。 だ、そうです(笑) |
ST | もちろん、その手の怪談もね。 |
一同 | ん〜。 |
静 | その手の噂が大量に。 |
ST | 噂? |
恵 | 今向かっている裏口あたりで、その手の奴を見たことがあるかと(笑) |
静 | いやあ(笑) |
ST | で、どうするの?(笑) |
昭彦 | 帰る(即答)(笑) ・・・ちなみに今、嫌な予感はする? |
ST | いや、全然。 |
※ST注 | 予感はそれほど便利ではありません。 |
静 | じゃあ、問題ないね(笑) |
昭彦 | 容赦なく帰る。 |
一同 | (笑) |
ST | いや、それはちょっとはするよ(笑) |
昭彦 | 血痕を見てれば、それは嫌でもするよね(笑) |
ST | OK、裏口に向かってざくざくと歩いていくと、後ろから足音が聞こえる。 |
信司 | こっちに向かってくる足音? |
ST | うん。 |
昭彦 | 振り向かない。 |
恵 | 振り向きたくないから振り向かない。 |
信司 | 振り向く。 |
ST | なんとなく人影らしいものが見える。 |
信司 | 帰る奴だろう、と言うことで、気にせずに帰る。 |
ST | じゃあ、後ろはついてくるような感じかな。 微妙に左右の足の音のタイミングが違うような気がする。 |
昭彦 | 容赦なく帰る(笑) |
ST | 容赦なく帰る。じゃあ、裏口まで来た。 |
信司 | ついてきてるって? |
昭彦 | 扉を開ける。 |
ST | 開かない。 |
昭彦 | いやーん(笑) |
静 | やっぱり(笑) |
昭彦 | 鍵かけられちゃったよ。 |
昭彦 | がちゃがちゃする。 |
ST | がちゃがちゃした(笑) そうすると後ろから足音が。 |
信司 | 振り向いて見ても顔とか見えない? |
ST | 見えない。 どんどん近づいてきます。 |
恵 | うううぅ。 |
信司 | じゃあ、そいつに向かって、鍵が閉まってんぞ〜って。 |
ST | 反応が無い。 どんどん近づいてきます。 |
昭彦 | 顔見えない?。 |
ST | 見えない。で、ある程度の距離になると突然、懐中電灯の光が。 |
昭彦 | こんなところでなにやってんだ! |
ST | って言われます。 |
一同 | (笑) |
昭彦 | 帰る気だ(笑) |
ST | 扉は開いてないの? と聞かれる。 |
信司 | がちゃがちゃ。 |
昭彦 | ほら、がちゃがちゃ(笑) |
ST | ん、実は普通の開け方だと開かないらしい。 開け方を教えてもらえる。とりあえず普通にやるんじゃなくてまず下に何秒か置いてから戻してどうこうとか。 |
昭彦 | なんで学校の扉にそんなトリックが(笑) |
ST | 要するに自動扉で、内側からは開けれるけど、外からは開かないって奴ね。 |
信司 | じゃあ、その通りにやると開くの? |
ST | 開く。ちょっと特殊な開け方があると思って。 |
信司 | 開くじゃんかよ(笑) |
昭彦 | じゃあ、出る。帰る。 |
ST | ん、じゃあ、早くお帰りなさいと言われる。 |
昭彦 | ・・・ちなみに、その人誰なの? |
ST | 暗くてよく分からない。 |
一同 | (何故か沈黙) |
静 | ・・・できれば帰りたいところだね。 |
昭彦 | なにも言わずに帰る。 |
ST | 帰った。 |
恵 | パフェは?(笑) |
静 | はっ!(笑) |
ST | 日が暮れてすでに久しい。 |
一同 | (笑) |
静 | あうぅ。 まあ、次の機会に。 |
ST | OK、帰った。 |
昭彦 | どこまで帰っていいの? |
ST | どこまでも(笑) |
一同 | ただいまあ。 |
ST | 家に戻って、今にして思うと、うちの学校って用務員がいないんだよね?って思う(笑) |
昭彦 | うん。 そんな気もしてたけど、臨時だよ(笑) |
静 | 夏休みだし。 |
ST | あと、なんであの人は最初の一瞬しか懐中電灯を使わなかったんだろうな、って気もしますが。 |
昭彦 | ・・・きっと明るいのが嫌いなんだよ(笑) |
ST | なんなく、用務員さんはもんぺみたいなものを着てたような気もするなあ。 |
昭彦 | そんなこと気にしてないから大丈夫。 |
恵 | 非常勤の用務員だよ(笑) |
信司 | 泊まり込みの用務員じゃないの? |
ST | もちろん、最新のオートロックを使うようになったから宿直なんてないぞ。 |
昭彦 | その日はたまたま居たんだよ(笑) |
恵 | 誰かが肝試しでもやってたんだ(笑) |
信司 | その日に誰か先生が居たか聞いてみよう。 |
一同 | 聞かなくていいんだよ(笑) |
静 | みんながみんな理由を付けようとしている(笑) |
昭彦 | こじつけでも素晴らしいじゃないか(笑) |
ST | てな、感じですが。 |
信司 | 誰だったんだろう?(笑) 次の日に聞いてみよう。 |
残りの3人 | 確認しちゃ駄目なんだよ(笑) |
一同 | (笑) |