天球賛歌事件 はじめに

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はじめに

 本シナリオは“クトゥルフ神話TRPG”(以降、BRP)、及び“コール オブ クトゥルフd20”(以降、d20)の両方に対応しています(対応していると信じたい・・・・・・)。
 舞台は1920年代の日本、帝都東京となります(つまり、本「帝都モノガタリ」か、あるいは「クトゥルフと帝国」に対応したシナリオです)。
 ロールは基本的にBRPで表記され、その後ろの()内にあるのがd20における判定とDCです。
 プレイヤーの人数は2〜5人で、BRPでは作りたてからあまり経験の無い探索者、d20では1〜3レベル程度向けにデザインされています。
 プレイ時間はキャラクター作成を含まずに4時間程度です。

はじめる前に

 実際のセッションを始める前に、これらのことに注意するか、プレイヤー達に直接告げてください。

シナリオの傾向

 このシナリオは調査が中心になる探索となります。
 主人公級の探索者が「女学生」に「探偵」という「大正浪漫か?!」と思わせるようなチョイスがされていますが、派手な戦闘も、ひどく恐ろしい状況も無い、かなり地味で地道なシナリオです。
 「謎は解かれなければならない」必要はありませんが、「手がかりは提示する」必要はあります。
 情報は全て出し尽くす、というのが理想的ですが、探索者の選択、行動によって得られない情報も発生することでしょう。ある程度、キーパーの方から誘導、あるいは具体的にこうすれば?と提示することも必要になってきます。
 キーパーは適宜(特に探索者の行動が止まってしまった場合等)、探索者を誘導するようにしてください。

PCの作成時の注意

 このシナリオの為に作成されるキャラクターに、女学生と探偵、あるいは書生を作成するようにしてください。
 女学生には天文学を取らせてください。女学生は、NPCの天文学者(通称教授)の娘となります。
 女学生のPCには初心者、あるいはいわゆるロールプレイが好きだ、というプレイヤーを、探偵にはベテランの、あるいは探索に対して熱意のあるプレイヤーを割り当てるようにしてください。

探索の前に一言

 関係者のほとんどが甲信地方出身ですが、『全く意味はありません。無視してください』、ということを伝えておいてください。
 深読みしすぎて現地に行かれても困ります。
 何故甲信地方出身者が多いかは、NPCの苗字(黒澄以外)を見てもらえれば理解できると思います。
 苗字を貰っているだけで、その家系の子孫、というわけでもありませんが。

PC同士の関連付け

 PC同士の関連付けは基本的にPCに任せるのが楽ですが、そうも言ってられません。
 関連付けられていない為にシナリオに参加できないプレイヤー(あるいは、しない不良プレイヤー)が出ることを防ぐ為に、本シナリオでは以下の様な関連付けを推奨します。
女学生PC  教授の娘です。
 シナリオにおける中心的な存在ですが、場合によってはかなり受身になってしまいます。
探偵PC  教授の家には出入りがあります。
 教授の家は顔見知りも多く、情報収集にも向く場所です。また、個人的に教授自身か、関わりのある人物との縁故、関係があっても良いでしょう。
書生PC  教授の家に住み込んでいる。
 また、女学生PCと幼馴染とも言える存在の、近所に住む書生、学生でも問題無いでしょう。
他PC  その他のPCたちの関連付けは主に下記の通りです。
1.教授、あるいは書生と血縁、又は友人であり、教授の家に出入りがある。
2.女学校の関係者、やはり教授の家に出入りがある。
3.探偵の助手、協力者など。あるいはマスコミ関係者で協力関係にある。
4.女学校の関係者、女学生PCと友人等の関係。