終幕、事件の後
事件は、まず『黄衣の王』が上演されるかで大きく分岐しますが、事件のその後を下記の方向性を持って演出してください。
- 黄衣の王を撃退した場合
- 黄衣の王の撃退に失敗した場合
- 黄色の印の守り手に追われた場合
- 少女歌劇のメンバーたちのその後
- 正気度の報酬
黄衣の王を撃退した場合
オペラ座館から始まった暴動は『黄衣の王』の上演が終わると共に収束し、まるで祭りの後のような虚脱感が劇場とその周辺を包みます。
その後、官憲の手が入り、関係者に逮捕者は出ていませんが、さすがにこれだけの騒ぎが起こった為、『黄衣の王』の上演は中止、オペラ座館は閉鎖となります。
支配人の尼子と、スポンサーの毛利の努力もあり、劇場関係者にはそれぞれ新たな劇団や劇場、職が見つけられます。
黄衣の王の撃退に失敗した場合
オペラ座館から始まった暴動はさらに広がりを見せ、その日のうちに浅草一帯を包み込み、最初は近所の警官隊が対応に当たっていましたのが、全く収束を見せません。
数日の騒ぎの拡大のうち、軍隊まで出動する鎮圧を図る騒ぎになりますが、オペラ座館で謎の爆発、崩落が起きるという結末を見せます。
(ミ=ゴが手段を選ばず、爆破する手段を取っています)
オペラ座館は跡形も無く爆散し、瓦礫の山以外は何も残らず、多数の死傷者を出した浅草の暴動騒ぎは決着を見ることになります。
黄色の印の守り手に追われた場合
オペラ座館の『黄衣の王』は不発、とまでは行きませんが、それほど話題にもならず終わる中、探索者達は『黄色の印の守り手』に追い回されることになりました。
黄色の印を返すか、奪われた場合、そこに守り手であった死体が残ります。
不可解な殺人事件、あるいは事故として処理され、その後には何も残りません。
黄色の印は、かの神の手にあるものであり、その信者にこそ相応しい徴なのです。
少女歌劇のメンバーたちのその後
シナリオ中の動向にもよりますが、『黄衣の王』の狂気から少女歌劇のメンバーを救った場合、彼女達は下記のような方向に歩き出します。
星川と月野は別の劇団に移り、演劇よりも歌に力を入れてまた売り出し始めています。
風見はこれをきっかけに浅草からは足を洗い、故郷へと帰っていきました。
深雪、花村も別の劇団に入り、相変わらず少女歌劇としての舞台を踏んでいます。
千鳥はその後も浅草、その周辺で猫と遊んでいるのを見かけます。どうやら芸能関係からは足を洗ったようです。
しかし、たまに浅草で大道芸をしている姿も見られます。
正気度の報酬
この事件から生還した探索者は、以下の正気度の報酬を得ます。
項目が多いですが、プレイの流れを確認して報酬を与えてください。
『黄衣の王』が上演された場合、1D10の正気度を獲得します。
『黄衣の王』の上演を阻止した場合、2D6の正気度を獲得します。
三村を精神病院へ送っている場合、追加で1点の正気度を獲得します。
『黄色の印』を処分している場合、追加で1点の正気度を獲得します。
綾と協力している場合、追加で1点の正気度を獲得します。
千鳥と協力している場合、追加で1D2点の正気度を獲得します。
ミ=ゴと協力している場合、1D3点の正気度を喪失します(神話的存在、本来手を取り合ってはいけない存在と協力した為、また探索者がミ=ゴの火力に魅せられた場合は、喪失する正気度は1D6点になります)。
ミ=ゴを撃退している場合は、追加で1D3点の正気度を獲得します。
黄衣の王を撃退している場合は、追加で1D6点の正気度を獲得します。
黄色の印の守り手を撃退している場合は、追加で1D4点の正気度を獲得します。