オペラ座館
探索の中心となる、オペラ座館は、浅草オペラの最盛期、大正9(1920)年に建てられた新しい劇場です。
オペラ座館は文字通り、オペラを上演することを目的としており、また支配人の尼子の趣味で、「オペラ座の怪人」にあやかって「オペラ座館」の名前を付けています。
その為、「オペラ座の怪人」を模して、5番のボックス席は怪人の席なので客を入れないとか、客席の上に大きなシャンデリアが吊るしてあるなどしてあります。
この大シャンデリアはさすがに蝋燭のものではなく、電灯を利用したものですが、かなり大きく目立ちます。
また、一般客には確認できないことですが、舞台の奈落の下にさらに地下空間が用意されています(地下水脈はさすがに無いですが)。
※ちなみに、この時期(?)になると、浅草の劇場で『オペラ座の怪人(オペラの怪人)』が上演されています。
オペラ座館に張り巡らされた秘密の通路ですが、これは基本的に出入りが出来ません。前は可能だったのですが、ほぼ、塞がれてしまっています。
綾は、『門』を使ってこの秘密の通路や、オペラ座館内を出入りして、神出鬼没の怪人となっているのです。
『シュジャイの鎮魂ミサ曲』の事件(大地返歌事件)や、楽屋に社会主義者が居たとか、妙な噂が多い劇場となっていますが、スポンサーの力と、そして世間では「事件が大きく報道されているわけでもないし、劇場からの宣伝の一環ではないか」という見方もあります。
(実際には、オペラ座間の前の劇場での事件も、曖昧に覚えられていることもあります)
オペラ座館の建設とともに、オペラ座館所属の劇団も作っており、名前もそのまま『オペラ座劇団』で、その一部が、『オペラ座少女歌劇団』です。
意外、というか、素養がある人間を拾い集めており、周りの劇場が低俗なレビューに走りつつある中で、レベルの高いオペラ、オペレッタが見られる、ということで、一部の人間に人気があります。
探索の主な舞台となるオペラ座館の見取り図です。
キーパーは適当なイベントの配置を検討してください。
オペラ座館、平面図
オペラ座館、断面図
※井戸は単なるフェイクに近いもので、特に役割はありません。
キーパーによって、何か役割を持たせ、イベントを追加するのもよいかもしれません。