スレッドE 千鳥美波、レディ・ワイルド
千鳥美波はレディ・ワイルドの『お得意様』です。レディ・ワイルドは千鳥の危機を救うために動いています。
ただ、特に表立った行動ではなく、近所の猫から情報収集をしたり、その権限を持って猫の軍隊を編成したりと言った行動です。
千鳥と仲良くしていない場合、彼女らの力を借りることはできません。
- 千鳥と猫
- 猫と遊ぶ千鳥
- 我が女王
- 道化師千鳥
千鳥と猫
劇場内で、人通りが少ない場所には、よく猫を見掛けます。
公演中の時間帯にはほぼ、猫は見かけませんが、公演が終わってしばらく経ってから静かになる時間帯や、夜間にはどこからともなく猫が入り込んでいます。
職員、劇団員とも猫を気に掛けていません。この為か、猫は劇場内部の人間の上手い避け方を心得ており、踏まれない位置や、隠れやすい場所に居ます。
(強いて、猫を発見したい場合、《目星》+《幸運》か、《目星》+《忍び歩き》に成功すると発見できることにしてもよいでしょう)
千鳥と、一部の少女歌劇のメンバーだけが、猫を気にしています。
千鳥は、暇なときに劇場内に猫を発見すると、なるべく遊んだり、声を掛けたりしています。
これを探索者が目撃することになりますが、目撃されると千鳥はそそくさと(恥ずかしそうに)逃げていきます。
また、これらの猫の嫌がることをした場合、千鳥、レディ・ワイルドにその事が伝わり、彼女らに嫌われるようになります。
猫と遊ぶ千鳥
劇場が暇なとき、公演時間の前後に、オペラ座館の裏へと消えていく千鳥を見かけます。
後を追った場合、千鳥はそのまま裏口から外に出ていきます。
探索者が《忍び歩き》に失敗するか行なわなかった場合は、裏口を開けた時点で自動的に千鳥と猫たちに気が付かれ、一斉に千鳥と猫達の視線が集まります。
ここで《幸運》に成功した場合、猫達は何事も無かったかのように千鳥と戯れるのを再開するので、千鳥の方も猫達の相手を再開します。
失敗した場合は、何らかの行動で猫達と千鳥の警戒を和らげるか、退散する必要があります。
千鳥はやはり無口ですが、いつもの無表情ではなく軽く笑んだ表情で、猫達と楽しそうに遊びます。
猫は入れ代わり立ち代わり現われ、千鳥と戯れます。《幸運》か、探索者が積極的に猫と遊ぼうとした場合は、あぶれた猫が探索者に遊んでくれとせがみにきます。
しばらくすると、どこからかレディ・ワイルドが現れ、一斉に猫達が千鳥から離れて行きます。《アイデア》に成功すると、猫達がレディ・ワイルドに敬意を払っていると感じます。
千鳥はレディ・ワイルドに近づく前に探索者の方を向いて、「もう行って欲しい」とぽつりと言います。そして、そのままレディ・ワイルドを抱きかかえて、探索者の見えない場所へ移動します。
この場では、猫の嫌がる行動をするか、退散しなかった場合は、千鳥と猫に嫌われてしまいます。
我が女王
館内に、またレディ・ワイルドが居ます。今回は、まるで人待ち顔に廊下で待機しています。
レディ・ワイルドと会話を試みることはもちろん出来ませんが、《博物学》か、《知識》か、《生物学》に成功すれば、彼女が高貴な猫であり、おそらく純血であることに気が付きます。
レディ・ワイルドは、探索者を全く気に掛けません。一度だけ、ただ存在を確認する為にだけその美しい青い瞳を探索者に向けた後、無関心を装います(まるでその態度は、高貴な地位にある女性が使用人やそれに類する者をその場に居ないものとして扱うのに似ています)。
声を掛けた場合は、尻尾を振って応えますが、手を出した場合は、遠慮なく手を引っかいて威嚇をします(本来は1D4-1D6ですが、威嚇なので1点のダメージを受けます。念の為、回避可能です)。
しばらくすると、廊下に千鳥が現れ、レディ・ワイルドの方へ近づいてきます。探索者の方を気にしてはいますが、「マイ・レディ、お待たせ致しました」と丁寧に頭を下げます。
その後、千鳥がレディ・ワイルドに顔を近づけると、何事か彼女が囁くように鳴きます。千鳥は彼女を抱き上げて去っていきます。
もしも、レディ・ワイルドに手を出していた場合、その探索者に向かって、「レディ・ワイルドは大変にご立腹になられております。しかし、同時に寛大で在らせられます。本来は、このような無礼はお許しになりませんが、特別に許す、とのこと。今後は無礼な振る舞いのなきよう、我がレディに敬意をお払いください」と言います。
ここで探索者がレディ・ワイルドに敬意を持った言動を取った場合、レディ・ワイルドに気に入られます。
道化師千鳥
『黄衣の王』の中で、千鳥は宮廷道化師の役を割り振られています。
少女歌劇団のメンバーの大半が『黄色の印』を身に付けていますが、千鳥は何故か身につけていません。
必ずと言って良いほど、彼女の近くにはレディ・ワイルドか、その他の猫が待機しているようになっています。
普段は猫が入り込んでいると文句を言うメンバーも居るのですが、ほとんどのメンバーが猫にも気をかけない状況になっています。
千鳥と仲良くしており、『黄色の印』について聞いた場合は、「よくないものだと」と、言います。
(彼女は言葉少なく、無口なので、本当は「あれはよくないものだと、レディ・ワイルドから聞いた」と言うところです)
彼女自身はこの状況が、『黄衣の王』の為だということは知っていますが、特に対策が打てない状況です。
探索者に対策等を相談されても、彼女自身は有効なものを持ち合わせていませんが、協力する、ということは約束します。