×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

橋の向うに潜むもの the Things, lurking beyond the Bridge

トップページ->帝都モノガタリ->橋の向うに潜むもの

the Things, lurking beyond the Bridge

「橋の向うに潜むもの」


さて、元気に出かけようとする音羽の背に、母の声。
「音羽、どこへ行くんだい?」
「河原まで、ジロちゃんたちと」
「そうかい、でも橋を渡るんじゃあないよ」
────────── 『端ノ向フ』より


注意、あるいはお約束:
プレイしてみたい人、プレイするかも知れない人は読まないでください。読んで良いのはキーパーか、またはプレイする予定のない人だけです。うっかり目次を見てしまった人は、「記憶を曇らせる」の呪文でも使って忘れてください。万が一そのままプレイに参加したりすると、貴方の悪徳に誘われて隣のプレイヤーにイゴーロナクが憑依するかも知れませんよ。

そして当然ですが、このシナリオはフィクションです。
現実のいかなる人物、団体、そのほかもろもろのものと一切の関係はありません。

 本シナリオは下記のような構造となっています。
 まずはすぐ下の目次に目を通し、それからはじめにシナリオの概要と読み進み、シナリオの本体へ進むのが良いでしょう。


目次

■はじめに
 □シナリオのスペック
 □始める前に
  シナリオの傾向
  PC作成時の注意、立場
  PC同士の関連付け
■シナリオの概要、真相(キーパー向け)
■登場人物(NPC紹介)
■シナリオ
 □導入部
  坂橋町の調査依頼
  コトリの噂
  ジローの行方不明
 □探索部:
  坂橋町の手前
  『坂橋町』への橋
  『坂橋町の探索』
 □終幕部
  最奥部
  『赤い惑星からの侵略者』の戦闘機械
 □事件の後、正気度の報酬
■データセクション
 宇宙戦争
 宇宙戦争のラジオ放送
 仁丹
 『赤い惑星からの侵略者』
 『赤い惑星からの侵略者』の戦闘機械
 『赤い惑星からの侵略者』のコトリメカ
■謝辞、あるいは参考資料:


はじめに

シナリオのスペック

 本シナリオは、『クトゥルフ神話TRPG』向けであり、大正時代を取り扱った『クトゥルフと帝国』あるいは、本『帝都モノガタリ』を対象としたシナリオです。
 プレイヤーの人数は3〜5人を想定しており、作りたてから、1〜3度程度の探索を経験した探索者向けにデザインされています。
 プレイ時間はキャラクターの作成を含まず、2〜3時間程度を想定しています。
 今回のシナリオは、非常に単純なダンジョン探索になっています。シナリオの取り回し自体は簡単ではありますが、その分キーパーの力量が問われることとなりますので、その点はご了承ください。

始める前に

 実際のセッションを始める前に、これらのことに注意するか、プレイヤー達に直接告げてください。

シナリオの傾向

 本シナリオは、探索よりも戦闘が中心となるシナリオとなります!
 戦闘がメインではありますが、もちろん探索の手段も必要です。全般的に建物の内部を探索しつつ、戦闘を行うダンジョンものと言えるシナリオです。
 戦闘系の技能を持っていないと、戦闘に参加できずに暇になることは十分にあります。しかし、戦闘技能のみに偏ると、重要な手がかりを見落としたり、あるいは不意を撃たれたりするかもしれません。
 全体のバランスに気を付けつつ、基本に忠実な探索を忘れないようにしてください。

PC作成時の注意、立場

 探索者の作成時には、下記のように作成するようにしてください(FEAR的なあれですが、クトゥルフの弱点である導入部の弱さを補うには非常に有効な手段だと思われます)。

PC@ 推奨職業:私立探偵、退役軍人、警察関係者等、肉体派:
 いわゆるPC@的な位置づけとなります。
 導入部にて、件の『坂橋町』に赤色ゲリラが潜んでいる、治安維持の為、手を貸して欲しいと依頼されることになります。

PCA 推奨職業:雑誌編集者、記者等:
 PC@と知り合いで、『怪想社』の編集部員となります。
『坂橋町』について、人が消えるとかいう妙な噂と、帝都内で囁かれる都市伝説『コトリ』との関連から、取材に行くこととなります。

PCB 推奨職業:なし(浮浪者):
『坂橋町』やその周辺は、いわゆるドヤ街です。
 その地元住民となり、行方不明の子供が出ているという話を聞きつけます。
 また、PCAとは、過去にオカルト的な事件で一緒に探索したとかで、知り合いとするのが良いでしょう。

PCC以降:
 いわゆるその他のPCとなります。
 PC@、A、Bとの絡みや、職業的なこと、私的な理由から、『坂橋町』へ行く理由を作る必要があります。
 例えば、PC@の同僚や友人、PCAの友人か同僚、あるいは取材に協力している、PCBの知り合いで訪ねてきた等、といったもので問題ありません。

PC同士の関連付け

 基本的に自由です。シナリオに参加する理由付けを作るようにしてください。
 プレイヤーから提案を積極的に受け入れて、シナリオに参加する理由付けを作成するようにしてください。


シナリオの概要、真相(キーパー向け)

 震災後の帝都、昭和2年がシナリオの舞台となります。帝都の復興は速やかに進み、都心部では活気を取り戻しつつありますが、まだまだゴタゴタとしていて時期であり、そしてこの期に乗じてのドサクサ紛れの取締りの類も少なくない時期です。
 探索者達はそれぞれの理由から、帝都の端っこ、大川沿いにある『坂橋町(さかはしちょう)』へと赴きます。
『坂橋町』は昨今、帝都で囁かれる『コトリ』という都市伝説の発信源であると言われ、また、元々違法バラック建築がひしめき合う貧民街であったところが震災によりさらに危険地帯へとなり、そこへまた『赤色ゲリラ』が入り込み、政治的にも危険な無法地帯と化している有様です。
 探索者達は、この『坂橋町』を探索し、『コトリ』の真相を暴くとともに、『赤色ゲリラ』について探偵し、あるいは行方不明の子供を助けることとなります。
 不気味で、そして危険な『坂橋町』には、多数の『コトリ』の真実を示唆するものがあるとともに、神話的な存在である『赤い惑星からの侵略者』が潜み、『赤色ゲリラ』と手を結んでいます。
 探索者達は無事、『坂橋町』の探索を終え、行方不明の子供を助けることができるのでしょうか?

『坂橋町』は今で言う南千住の辺りです。大正の当時は辺鄙な辺りですが、東京の大都市化に伴い貧民街へ成長しました。
 ぎりぎり東京市外で、大川とその掘割に囲まれた陸の孤島に近い土地柄です。唯一、貨物用のレールの引かれた橋だけが、『坂橋町』へ通じている状態です。
『坂橋町』は元々、貧民街の中でもさらに下層、最下層の部類に入る町です。
 違法バラックが隙間無く立てられていたようなところへ震災が襲い掛かり、しかしその後もその上にバラックを立て、まるで山のように積み重なり、無秩序な、非ユークリッド幾何学的な(笑)違法バラックの城を築き上げました(九龍城砦や、『SIREN』の最終ステージ、『大砲の町』の町のような、有り得ない建築物を思い浮かべてください)。
 この町は昔から『コトリ』と呼ばれる人攫いを生業としている人々が隠れ住んでおり、帝都から子供(時には大人)を攫って来て、『坂橋町』の特産品に供する役割を担っていました。
 しかし、時代が下るに連れ、『コトリ』は都市伝説と化し、代わりに『赤色ゲリラ』と結んだ『赤い惑星からの侵略者』がその脅威の科学力を持って『コトリ』を行っています。
 震災と政府からの立ち退き勧告によりほとんどの住民はすでに『坂橋町』を去っており、残っているのは『赤色ゲリラ』と、『赤い惑星からの侵略者』だけになっています。


登場人物(NPC紹介)

赤井次郎(あかい・じろう)

『坂橋町』の手前に住む、7歳の子供です。通称ジローちゃん。
 子供らしい好奇心により、他の子供と語らって『橋』を渡って『坂橋町』に足を踏み入れました。
 他の子供は単なるボロバラックに、異臭と来ては、すぐに飽きて引き返していったのですが、そんな仲間の様子にむしろ意地になって一人で『坂橋町』の奥へと向かい、『コトリ』に遭遇しました。
 現在、『赤い惑星からの侵略者』の食料として供されており、まだぎりぎり命を保っている状態です。

『赤色ゲリラ』本中一二三(もとなか・ひふみ)

『坂橋町』の出身であり、アナーキストです。
 すでに官憲の手が回っており、特高にも目を付けられて組織は壊滅状態で『坂橋町』で再起を図っていたところ、突然現れた『赤い惑星からの侵略者』に食料を提供する代わりに手を貸す取引を行いました。
 革命を未だに信じており、武闘派ですが、組織が壊滅し、特高に追い詰められたところへ、『赤い惑星からの侵略者』を目撃した為、精神的にかなりあれな状態となっています。
(元々『坂橋町』の真相を知っていることもあり、ためらいのない、無慈悲なテロリストです)


シナリオ

導入部

 シナリオの導入部で、『坂橋町』に入る橋を渡るまでの場面となります。
 事件の発端として、『坂橋町』や、『コトリ』、そしてジローちゃんが行方不明になっていることを探索者に印象付けるとともに、探索者同士の関係や、事件に対する興味を持たせる場面です。

坂橋町の調査依頼

 PC@の元へ、『坂橋町』の調査依頼が来ます。
 それは元軍人の伝手でもよいですし、探偵として世話になっている、協力している警察関係者がよいでしょう。
 PC@に、『坂橋町』が、下記のようなところであるところを伝えて、そこに潜む『赤色ゲリラ』の調査をして欲しいことを伝えます。
 ただ、『赤色ゲリラ』は手入れを逃れた一部のみであり、それほど危険でもないということも付け加えてください。

 『坂橋町』というのは俗称で、実際は町名、番地も無い違法な町。
  震災の影響から、半分廃屋となっている。
  政府筋から、違法建築であり、危険な建築物である、ということで撤去命令が出ている。
  もちろん、赤色ゲリラの巣もあるので、それも勘案した上での話である。
  違法バラック建築の塊であり、掘割の上に建つものまであり、実際に危険な建築物群。

コトリの噂

 PCAは『怪想社』の編集室で、『コトリ』の噂を聞くことになります。
『コトリ』とは帝都でまことしやかに囁かれる都市伝説の一つで、『コトリ』=『子取り』ではないかと言われ、平たく言うと人攫いの類な訳ですが、これがよくある悪い子供のところには『コトリ』がやってくるというものとなっています。
 この都市伝説は帝都外延部、特に千住の辺りで囁かれており、編集部員の一人はあの辺り、『坂橋町』の辺りが噂の出所ではないか、と言います。
 そっち方面で有名な『坂橋町』は妙な噂が多いことも確かであり、あの橋の向うから来る魑魅魍魎の類の噂もあります。
 そんな話をしていると、『コトリ』の噂の取材をしてこいと、編集長辺りから指令を受けることになります。

ジローの行方不明

 PCBは、『坂橋町』の橋の手前辺りの住人ですが、その辺りの子供の一人、『赤井次郎』が数日前から行方不明になっている、という話を聞きつけます。
 次郎は取り立てて目立つ子供、という訳ではないですが、ここのところまた『コトリ』の噂が周辺に広がっていることもあり、この行方不明は『コトリ』の仕業ではないか、という噂が大人たちの間では広がっています。
 特に依頼を受ける訳ではないですが、PCBは次郎を助ける、というように仕向けるようにキーパーはしてください。

探索部:

 シナリオのメインとなる探索部です。
 本シナリオはダンジョン探索的なものとなる為、聞き込み、図書館等の情報収集を行うことはありません。
 キーパーは探索者達が飽きないように戦闘や、罠を仕掛けて、探索を盛り上げるようにしてください。

坂橋町の手前

『坂橋町』へ乗り込む前の、その手前の南千住の辺りでの情報収集となります。

□坂橋町の名産品
『坂橋町』は奇妙なことに、様々な工業製品を生み出しており、これが近く、遠くで有名となっています。
 以下の商品が、『坂橋町』より出荷されていることを探索者に告げてください。
仁丹
 当時、コレラ等の伝染病が流行ったこともあり、「口中毒消し」、「消化を助ける」等を謳った、仁丹は大流行しました。
 もちろん、『坂橋町』の仁丹は、その人気にあやかった偽者です。
・白粉
 いわゆる粉白粉で、妙に白く、ざらざらしているのですが品質がよい、と妙な評判になっています。
・肉団子
・醤油
・肥料
 これらは特に変わったものではありませんが、何故そこで作られるのか、は長らく謎であり、もはや誰も気にしなくなっています。

キーパーへ:
 シナリオの最後、あるいは途中の探索の意味の為に、真相を記載しておきます。
『坂橋町』の名産品は、「人を原料とした製品」です。
・仁丹 → 人胆であり、口中毒消しではなく、滋養強壮剤となっています。
・白粉 → 骨を原料とした白粉であり、ざらざらとしてはいますが、当時よくあった重金属を原料とするものに比べ、肌荒れが少ない為、評判となっています。
・肉団子 → 肉の部分です。
・醤油 → いわゆる代用醤油であり、人の髪を塩酸や硫酸で溶かし、アミノ酸を抽出したものを原料としたものです。
・肥料 → その他、あまった部分、捨てる部分を原料としています。

□『赤色ゲリラ』の噂
 元々、貧民街のさらに最下層、といった様相を呈していた街であり、反体制的な思想や、無法な者が多く、浅草辺りに出て、現実と理想とその他の区別が付かないような奴が多くかったという話が聞けます。
 ただ、今の『坂橋町』は、政府からの撤退命令が出ていたり、前の震災で住む所を失って他所へ移っていた等で、残っているのものの大半はそういう奴か、動けない奴か、と思われています。
 また、『赤色ゲリラ』は『坂橋町』を収入源として、様々な活動をしている、と噂されています。

□奇妙な発光体の噂
 ここ一年ほど前ぐらいに、『坂橋町』の上空辺りに奇妙な発行物体が目撃されています。
 あまりに古い噂なので、強いて探索者が情報を求めた場合にのみ、近所住民が漏らします。
 また、この発光体に前後して、『坂橋町』を中心とした『コトリ』の噂が復活しています。

□薬膳肉団子
『坂橋町』へ行く袂、あるいはキーパーの判断でもっと早いタイミングで行ってください(探索者達が警戒を抱く前とか)。
 屋台が出ており、その提灯には、『薬膳肉団子』と書かれています。
 肉団子は『坂橋町』の特産品の一つで、近々帝都の端っこの方で流行っている食べ物でもあります。
 屋台の主は『坂橋町』から来ているので、そこらへんも探索者達に匂わせて、情報収集がてら、食べさせるのが良いでしょう。キーパーは誰が食べたか、記録しておいてください。
 なお、屋台の主は極端に無口で、特に得られる情報はありません。

『坂橋町』への橋

『坂橋町』に渡ることを決めた探索者達へ、以下の描写を行ってください。

 危なっかしい手すりの無い板張りの橋の向うには、バラック建築の塊がまるで城か、山のように聳え立っている。
 遠くから見ていても危険な違法建築であり、適当な増改築を繰り返したところを震災が襲い、またその崩れた上に増改築を繰り返したバラック建築の積み重なりであり、古びて変色したそれは、非ユークリッド幾何学的な曲線でも直線でもない、遠近感も、視点の変化も無視した名状し難い建築物であった。
 この一塊が『坂橋町』であり、信じがたいことだが奇妙なバランスと、接着力によって、掘割の上に立っているのだった。

 この異様な建築物を見た探索者達は、0/1の正気度を失います(九龍城砦やら、SIRENの最終目的地的なものを思うかべてください)。

『坂橋町の探索』

『坂橋町』の探索はダンジョン探索となります。
 毎度のようですが、図自体は可能ならばキーパーが自身で作成し、探索者へのイベントの起こす順番等を検討するのが良いでしょう。
 以下に、テスト時に使用したものを清書したものを示します。

坂橋町MAP

『坂橋町』のイベントを示します。
 キーパーは探索の時間や探索者の具合等、もろもろのものと相談して進めてください。
 また、『坂橋町』の探索にあたり、探索者がどのような配置、隊列を組んでいるのか、ということまで気をつけてみると、面白いかもしれません。

□入り口周辺
 入り口周辺のその脇にはコケシが多数置かれています。
 象徴的なものですが、こけし→子消しの意、とも言われています。また、一応、こけしは子供向けの玩具なのです。

□代用醤油の部屋
 部屋の中には、ドラム缶らしきものがいくつか並んでおり、その脇には何か黒い塊が置かれています。
 蓋が無いドラム缶の中には、透明な溶液の中に黒いものが沈んでいるものから、徐々に黒くにごりつつあるものまで、全てその黒いものが入っています
。 『坂橋町』全体に漂う悪臭に加えて、塩素系の化学薬品のつんと来るひどい臭いがします。

 黒い塊を調べた場合、それが『髪の毛』の塊であることに気が付き、正気度を0/1D3を失います。
 《医学》か、《生物学》に成功した場合は、これの大半が子供ものだと分かり、追加で+1点されます。
 蓋が閉まっているドラム缶を調べた場合、《幸運》に失敗すると塩酸に触れてしまい、1D3点の耐久力を失います。

□薬の精錬部屋
 部屋の中は、ひどく生臭い、錆びた臭いがします(例えるならば、レバーの極めて強い、濃い臭いです)。
 部屋は小さな作業机と、壁に棚が設置されており、棚には小さな薬を入れる瓶が並んでいます。
 《医学》か、《知識》に成功すると、おそらくこの場はなんらかの薬を作っていた場所であろうことに気が付きます。
 瓶には『仁丹』のラベルが貼られています。
 ここで《目星》に成功した場合は、何故か血痕を拭き取った跡が、多くあることに気が付きます。これに気が付いた場合は、0/1の正気度を喪失します

 当然ですが、本物の『仁丹』ではありません。

□肥料部屋
 部屋の中の臭いは非常に強く、おそらく『坂橋町』に漂う匂いの発生源はここが大元だと思われます。
 床に穴が掘られており、何か濁ったものが溜まっています。
《アイデア》に成功した場合、生臭い臭いではあるが、肥料等で嗅ぐ臭いに近いことに気が付きます(鳥小屋で嗅ぐ様な臭いを極端に強くしたような)。原料は不明ですが、肥料を作っているのではないか、ということが分かります。
《医学》に成功した場合、この肥料には動物が使用されているのではないかということに気が付きます。その場合は、0/1の正気度を失います。

□古びた死体、老人
 打ち捨てられて、半ばミイラ化した死体を発見します。
 この死体は鮮度を失った死体の末路であり、また人知れず死んでいることがある、という『坂橋町』の特徴を表すものでもあります。
 死体は老人に近い歳格好で、ほぼミイラ、白骨化しています。目撃した場合は、0/1D4の正気度を失います。

□ガラクタの山
 部屋の中には、何か分からないようなガラクタの山が積もっています。かなり埃を被っており、奇妙な機械油に近いような臭いがしています。
《機械修理》、《電機修理》に成功した場合、これらの機械が見たことも無いような、奇妙な機械であることに気が付きます。
 さらに、《地質学》か、《物理学》に成功した場合、ここに積み上げられている機械の材質が既存のものに近いものが無いことや、その強度が構造から得られるものよりも倍以上も強いことに気が付きます。
 部屋の中一杯のガラクタは、《アイデア》のロールに成功すると、奇妙なことに巨大な皿型だったのではないか、ということが分かります。

□赤色ゲリラとの遭遇(ランダム遭遇)
 1D6人の赤色ゲリラと遭遇します。
 ランダムでの遭遇か、あるいは、後述のジローちゃんの影による誘導でも問題ありません。
 キーパーの裁量で遭遇させてください。

赤色ゲリラ

A STR13 DEX14 INT13 CON13 POW10 SIZ13 DB+1D4 耐久力13
B STR11 DEX11 INT14 CON14 POW12 SIZ10 BD+0  耐久力12
C STR14 DEX12 INT10 CON14 POW14 SIZ8 DB+0  耐久力11
D STR11 DEX9  INT8 CON14 POW12 SIZ14 DB+1D4 耐久力14
E STR12 DEX13 INT12 CON9 POW14 SIZ10 DB+0  耐久力8
F STR5 DEX16 INT11 CON11 POW13 SIZ11 DB-1D4 耐久力11
武器:
南部式自動拳銃 50% 1D6 1Rに3回射撃 8発装填
ドス 55% 1D6+DB
装甲:
なし。
技能:
言いくるめ 65%、隠す 70%、隠れる 80%、聞き耳 50%、忍び歩き 60%、無政府主義について語る 70%

□落とし穴
 正確には落とし穴ではなく、腐って床が抜ける、痛んでいた箇所を踏み抜く等です。
 事前の発見は、《目星》のロールで行ってください。
 落下距離は大したことは無いのですが、瓦礫等で体を打ち付ける、擦る為、《跳躍》に失敗すると1D4のダメージとなります。

□崩れてくる壁
 落とし穴の壁版と言えます。探索者の動きに耐えられなくなった老朽化した壁が崩れてきます。
《回避》に失敗すると、1D4のダメージを被ります。

□手榴弾
 これは押し用のイベントです。キーパーはそれぞれの判断で行ってください。
『坂橋町』の探索中に《聞き耳》に成功すると、妙な音が聞こえてくることに気が付きます。
 続けて《アイデア》に成功すると、それが風車の音である気がします。次の瞬間に、探索者の中心へ手榴弾が投げられます。

□ジローの影
 こちらは誘導用のインベトです。中盤以降か、あるいはキーパーの判断でそれよりも早く行ってください。
 探索者が部屋へ入ると、そこから走って逃げる子供の影を目撃します。これはジローの知り合い、PCBであるならば即座にジローに似ていることに気が付きます。
 この時点では、追いつくことは出来ません(探索者が入ると、出て行く、という流れなので)。それでも強いて追いかける場合は、《追跡》のロールと、DEX25の対抗判定が必要になります。

 この子供の影は、誘導用の『赤い惑星からの侵略者』の『コトリメカ』です。
 探索者たちをより奥へ、あるいは『赤色ゲリラ』の居る場所へと誘導します。
『コトリメカ』は、『赤い惑星からの侵略者』の作成した人間捕獲に特化した小型の戦闘機械です。この為、外見を人型に偽装しています。

□ジローの影、コトリメカ
『コトリメカ』は実は探索者に対して、《聞き耳》を100%成功しますが、《忍び歩き》で対応されると、視認できるまで動きを止めています。
 この為、探索者がどやどや移動しているときは、基本的に捕まることがありません。
 移動時に《忍び歩き》を使用したり、キーパーの判断で、この『コトリメカ』との遭遇を行ってください。
 あるいは、『コトリメカ』は明らかに探索者を誘導する動きを取ります。この為、《アイデア》でそれらのことに気が付くことにしてもよいでしょう。

 その子供の人影に追いつくと、そいつはゆっくりと振り返る。
 確かにそれはジローにそっくりの姿をしていたが、振り返ったその顔には、何もなかった。輪郭や、凹凸はあったがそこには、目も鼻も口も無く、作りかけの人形のように、そこには何も無かった。
 しかし、さらに次の瞬間、ジローの体は何倍にも膨れ上がり、人型であったそれは無数の触手を持つ、蛸のような奇妙な機械に変わっていた。

赤い惑星からの侵略者の小型戦闘機械『コトリメカ』

STR:13
DEX:25
CON:15
SIZ:6→15
INT:10
POW:10
移動:20
耐久力:15 DB:+1D4
武器:
 触手 30% 1D6+DB
 電撃 80% 1D3+スタン、CON12の対抗ロールに失敗するとスタンします
 組み付き 100% 特殊 体を触手して展開し、対象を捉えます
装甲:
 擬似皮膚 1点
技能:
 聞き耳 100%、忍び歩き 100%、追跡 80%
正気度喪失:
 人型から蛸型へ変化するコトリメカを目撃した場合、0/1D4の正気度を失います。
 コトリメカを目撃した場合、0/1D4の正気度を失います。

□赤色ゲリラの武器庫
 赤色ゲリラが集めている武器の保管庫です。結構な数の武器が詰め込まれており、大体は以下の通りですが、キーパーの判断でさらに重火器や、探索者の使いやすいものを追加しても問題ありません。
 武器のデータは『クトゥルフと帝国』のP110、111を参照してください。

 十四式自動拳銃、三八式歩兵銃、ぺ式機関短銃、十一年式軽機関銃、火炎瓶、ダイナマイト、手榴弾、日本刀、騎兵サーベル

 ここでは、探索者に馴染みの無い重火器が多数登場します。
 これらの武器は、人相手では重すぎて取り回しが悪いことはありますが、巨大な目標に対してその威力を遺憾なく発揮します。
 これらの重火器は、「技能が無い為に使えない」、と探索者が使わない可能性があります。キーパーはあまり馴染みの無いルールブック、P68の『連射』のルールを参照して、探索者でも弾をばら撒けばそれは恐ろしいことになる、ということをアピールしてください。

終幕部

『坂橋町』の最奥部で、『赤い惑星からの侵略者』と遭遇する場面となります。
 もちろん、探索者が途中で逃げることもありますが、『コトリメカ』、イベントを使ってうまく最奥部まで誘導してください。

最奥部

 部屋の中には、赤色ゲリラのボス、元中一二三と、その手下が二人、そして『赤い惑星からの侵略者』が二体居ます。

 全体の印象としては、大きな熊ほどの大きさの、赤いキノコだった。
 濡れたなめし皮のような、まん丸な頭には二つの大きな黒い目、その下の方に唇の無い口があった。
 その頭の下に、細長い触手状の手、V字型の口を持ち、全体が起伏して波打っていた。
 二体居る片方は、その複数の触手でジローを抱きかかえるようにしており、彼の胸からは細い透明な管が伸びており、それがそいつの口らしき器官へと伸びていた・・・。

『赤い惑星からの侵略者』を目撃した場合、0/1D8の正気度を喪失します。
『赤い惑星からの侵略者』は食事中で、ジローをその触手に絡め取りつつ、ガラス管でその生き血を自らの消化器官へ流し込んでいます。
 この『赤い惑星からの侵略者』の食事の光景を目撃した場合、正気度を1/1D6失います。

 探索者が乱入するとともに、その『赤い惑星からの侵略者』は乱暴にジローを放り投げます。また、もう一体は、奥へと続く扉の向うへ消えます(『戦闘機械』の起動に行ったのです)。
 この場では基本的に問答無用です。元中は『赤い惑星からの侵略者』を探索者に見られたこともあり、即座に拳銃を引き抜いて探索者に向けます。この動きに呼応して、手下や、『赤い惑星からの侵略者』も探索者へ襲い掛かります。

赤色ゲリラ

ボス STR11 DEX11 INT14 CON13 POW14 SIZ13 DB+0  耐久力13
B STR17 DEX13 INT10 CON14 POW9 SIZ16 DB+1D6 耐久力15
C STR14 DEX8  INT15 CON7 POW13 SIZ11 DB+1D4 耐久力9

武器:
ボス 32口径オートマ 70% 1D8 1Rに3回射撃 8発装填
B ドス 65% 1D6+DB
C 南部式自動拳銃 50% 1D6 1Rに3回射撃 8発装填
装甲:
なし。

『赤い惑星からの侵略者』
STR:17
DEX:17
CON:7
SIZ:26
INT:18
POW:12
移動:20
耐久力:17 DB:+2D6
武器:
 組み付き 50% ダメージ:特殊
装甲:
 なし。物理的な攻撃のダメージは半分になる。
技能:
 すべての科学的な技能に+15%。
正気度喪失:
『赤い惑星からの侵略者』を目撃した場合、1/1D8の正気度を喪失します。
※『赤い惑星からの侵略者』の死体は、しばらく経つと煙を上げて崩壊を始め、ものの数分でそこには微かに床に汚れのような痕跡を残して、消えてしまいます。

『赤い惑星からの侵略者』の戦闘機械

 探索者達がゲリラのボスと、『赤い惑星からの侵略者』を蹴散らすと同時に、一体が消えた奥の扉から何かの機械が起動するような爆音と轟音、そして大重量のものが動く気配を感じます。
 探索者が扉を開けるか、開けない場合はそちらの扉が吹っ飛び、『赤い惑星からの侵略者』の戦闘機械が姿を現します。

 それはおそらく、彼らを象ったものなのであろう。
 キノコと蛸のあいのこの様なフォルムではあったが、それは全てが機械で構成されており、やたらと強調された機械らしい機械であると同時に、なめらかでありながら、どこか作り物めいた動きをわざわざしているように見えた。
 しかし、何よりも性質が悪いのは、このおぞましい機械はおそらく戦争用のものであり、触手には、砲台や、何かを発射する装置が付いている。
 頭に当たる部分には、先ほど扉の向うに消えた奴が乗り込んでいるのが見えた・・・。

『赤い惑星からの侵略者』の戦闘機械
※この戦闘機械は資材の関連から比較的小型なものです。
STR:30
DEX:10
CON:N/A
SIZ:40
INT:N/A
POW:N/A
移動:10
耐久力:
 本体 60
 各脚×8 20
武器:
 触手 30% 3D6または組み付き
 熱光線 80% 半径2m以内に4D6
 黒煙 100% POT15の毒、ダメージ3D6または1D6
 ※黒煙は広範囲へ毒ガスを撒き散らす攻撃である為、《回避》を行うことはできません。
装甲:
 20
 本体に対して装甲を上回ってダメージを与えた場合、1点につき5%の確率で本体が停止する可能性があります。
 脚は全部で8本ありますが、このうち半分か、あるいはキーパーの判断でより少ない本数の脚を失った場合、機械全体が転倒し、行動不能となります。
正気度喪失:
『赤い惑星からの侵略者』の戦闘機械を目撃した場合、0/1D4の正気度を喪失します。

 探索者はまず、この戦闘機械とやり合うのか、それとも逃走するかを選ぶ必要があります。
 戦うことを選んだ場合で、まだゲリラの武器庫を発見していない場合、キーパーは可能ならば発見させるようにしてください。また、『赤い惑星からの侵略者』の戦闘機械は、8脚で不安定に見えることを伝えてください。

『赤い惑星からの侵略者』の戦闘機械を停止させた場合:
 戦闘は通常通り行い、戦闘機械を停止させるか、あるいは転倒させた場合、戦闘機械は凄まじい水飛沫ををあげながら、河へ向かって横転し、そいつは河に流されながら崩壊していく様が見て取れます。
 この後、戦闘機械が流れ着いた場所に行っても、自壊機構が働いており、何か正体不明の痕跡が残っているのみとなります。

『赤い惑星からの侵略者』の戦闘機械から逃走した場合:
 探索者が逃走を選んだ場合か、戦闘の途中で逃走に切り替えた場合、『赤い惑星からの侵略者』の戦闘機械のDEXを10として扱い、それとの対抗ロールが必要となります。
 対抗ロールに失敗した場合、その探索者は『赤い惑星からの侵略者』の戦闘機械の攻撃の対象となります。
 都合、3回のロールを行った後、探索者達は『坂橋町』へ渡る橋まで逃げることができます。
 橋を渡り、向こう側へ逃げた探索者を追って、『赤い惑星からの侵略者』の戦闘機械が追ってきます。器用に橋を渡っていたところ、橋の半ばまできたところで橋がその重みに耐え切れず、崩壊を始めます。
 崩壊した橋とともに、凄まじい水飛沫をを挙げながら、『赤い惑星からの侵略者』の戦闘機械も横転します。
 そして、横転したそいつは河に流されながら崩壊していく様が見て取れます。
 この後、戦闘機械が流れ着いた場所に行っても、自壊機構が働いており、何か正体不明の痕跡が残っているのみとなります。

 なお、ジローのSIZは6として扱い、抱えて逃げる場合は、STRとの対抗ロールが必要となります。

事件の後、正気度の報酬

 事件の後、『坂橋町』は政府、官憲の介入により、解体、完全に姿を消します。
 その跡からは身元不明の人骨が多数見付かりますが、ドサクサ紛れに多数が無かったことになり、ついでに元々地図にも載っていない、正式な番地地名も無い『坂橋町』は、きれいさっぱり、無かったことになります。

 官憲筋の依頼を受けたPC@は特に口止め等はされませんが、全く証拠が残っておらず、これをどうこうするのは困難です。
 同様に、PCAについても、写真は残る可能性はありますが、およそ荒唐無稽なものであり、よくある『捏造写真』の類に思われてしまいます。『怪想社』の雑誌の一角を賑わした後は、特にこれと言って話題となることもありません。
 PCBがジローを助け出している場合、その両親から感謝はされますが、それ以上には特にありません。ジロー自身はこの件については半ば記憶を失っており、『赤い惑星からの侵略者』や、自身を模した『コトリメカ』についても何か奇妙なものを見た、程度となっています。
 キーパーは以上のような、探索者のその後を演出してください。

正気度の報酬の前に
 キーパーは『坂橋町』から戻った探索者に、最初に登場した『薬膳肉団子』を食べているか確認してください。
 食べている探索者は、《アイデア》を行い、成功するとそれが人肉によるものであることに気が付きます。この場合、1/1D6の正気度を失います。

正気度の報酬
『坂橋町』での探索者達の行動によって、正気度の報酬は異なります。
 以下に従って、事件後の報酬を与えてください。

『坂橋町』から生還した探索者は、1D10の正気度を獲得します。
 赤井次郎を助けている場合は、追加で1D6の正気度獲得します。
『赤い惑星からの侵略者』を倒した場合は、1D8、火星メカを撃退した場合は、1D4の正気度を追加で獲得します。


データセクション

 シナリオ中で使用されるデータや、その他の項目をまとめたものです。

宇宙戦争

 H・G・ウェルズの『宇宙戦争』は、明治31(1898)年に発表されています。
 十分、日本でも読まれている可能性はあります。

宇宙戦争のラジオ放送

『宇宙戦争』のラジオ放送の事件はかなり後で、昭和13(1938)年のことです  実際にパニックが発生したのかは不明で、都市伝説的に大パニックが起こったと言われています。ただ、放送時に実況のように放送しつつ、これはドラマである、ということを繰り返していたらしいので、大パニックなどは起きなかった可能性は高いと見られています。
 ただ、後にこの件で被害を被った云々で訴訟を起こした、という話があり、なかなかアメリカらしいオチが付いています。

仁丹

 現在でも、森下仁丹から発売されている、仁丹です。
 浅草に十二階を模した、仁丹搭を建設するなどして宣伝に力を入れたこともあり、「口中毒消し」「消化を助ける」等を謳い、大流行しました。

『赤い惑星からの侵略者』

『赤い惑星』、つまり火星からの侵略者です。
 彼らが何故地球に侵略するのかは不明ですが、『坂橋町』に潜む彼らは半ば不時着、漂流のようなものであり、意図しての侵略ではありませんでした。
 不幸にして彼らが遭遇した最初の人間は赤色ゲリラのボスである元中一二三であり、その為に、テロに手を貸していたようなものです(もちろん、彼ら自身の食事の為にでもあります)。

STR:17
DEX:17
CON:7
SIZ:26
INT:18
POW:12
移動:20
耐久力:17 DB:+2D6
武器:
 組み付き 50% ダメージ:特殊
装甲:
 なし。物理的な攻撃のダメージは半分になる。
技能:
 すべての科学的な技能に+15%。
正気度喪失:
『赤い惑星からの侵略者』を目撃した場合、1/1D8の正気度を喪失します。

『赤い惑星からの侵略者』の戦闘機械

『赤い惑星からの侵略者』が使用する戦闘機械、重機のようなものですが、戦闘向けに改造されて様々なギミックが搭載されています。
 本来はかなり大型のものなのですが、資材と資金の関連から、通常サイズの半分以下となっています。
 搭載火気の類もかなり弱体化していますが、探索者にとっては致命的なものであることには間違いありませんので、キーパーは運用に気をつけてください。

STR:30
DEX:10
CON:N/A
SIZ:40
INT:N/A
POW:N/A
移動:10
耐久力:
 本体 60
 各脚×8 20
武器:
 触手 30% 3D6または組み付き
 熱光線 80% 半径2m以内に4D6
 黒煙 100% POT15の毒、ダメージ3D6または1D6
 ※黒煙は広範囲へ毒ガスを撒き散らす攻撃である為、《回避》を行うことはできません。
装甲:
 20
 本体に対して装甲を上回ってダメージを与えた場合、1点につき5%の確率で本体が停止する可能性があります。
 脚は全部で8本ありますが、このうち半分か、あるいはキーパーの判断でより少ない本数の脚を失った場合、機械全体が転倒し、行動不能となります。
正気度喪失:
『赤い惑星からの侵略者』の戦闘機械を目撃した場合、0/1D4の正気度を喪失します。

『赤い惑星からの侵略者』のコトリメカ

STR:13
DEX:25
CON:15
SIZ:6→15
INT:10
POW:10
移動:20
耐久力:15 DB:+1D4
武器:
 触手 30% 1D6+DB
 電撃 80% 1D3+スタン、CON12の対抗ロールに失敗するとスタンします
 組み付き 100% 特殊 体を触手して展開し、対象を捉えます
装甲:
 擬似皮膚 1点
技能:
 聞き耳 100%、忍び歩き 100%、追跡 80%
正気度喪失:
 人型から蛸型へ変化するコトリメカを目撃した場合、0/1D4の正気度を失います。
 コトリメカを目撃した場合、0/1D4の正気度を失います。


謝辞、あるいは参考資料:

 本シナリオは、弥栄堂様にて公開されている『端ノ向フ』を元ネタとしています。
『端ノ向フ』は非常に短い作品ではありますが、その雰囲気や見せ方が非常に参考になり、画面に伏線がひしめき合っており、つい何度も見てしまう作品となっています。本シナリオの運用を検討している方は、是非、一度ご覧ください

 本シナリオは、短いシナリオと、『端ノ向フ』をシナリオ化したいなあ、という思いから生まれています。
 ダンジョン探索は運用が楽に見えますが、意外とプレイヤーが飽きやすいものなのでそこら辺に対する配慮と工夫が必要だと、しみじみと感じました。
 また、本シナリオに登場する奴らは、神話的な何かに分類してよいのか悩むところはあるものですが、『マレウス・モンストロルム』万歳、というところでしょうか(笑)

 毎度ですが、本シナリオのテストは大阪でお世話になっているサークルにて実施しました。関係者にはお礼申し上げます。