モートランのガラスを覗く魂の旅人よ。心せよ。 かのガラスは過去を、時を越えた視点を汝に与える。 それはひどく魅惑的なもの。だが、それは旧き神々の陰謀やもしれぬ。 かの螺旋の都に住む奴共は持たざるものであり、飢えたものである。 忍びやかに時の角に潜み、お前がそ奴の前を通り過ぎるのを待ち構える。 それは暗黒の雲をもて、時の角度よりお前の背後から忍び寄るであろう。 彼奴等は角にして螺旋に潜む。 しかして、角なき円なれば奴らは潜むこともままならぬ。 角なき円環にて、その追跡を振り切ることも可能であろう。