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ブレイド・オブ・アルカナ

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 さて、今回はなんとルールの二版、2ndエディションが発売されたブレイド・オブ・アルカナ(以下、BoAと略)です。
 国産のゲームの多くが投げっぱなしジャーマンになっているのが悲しい現実なのですが、BoAはなんと2ndエディションに限らず、様々なサプリメントが用意されています(2ndエディションには対応したものは、ロード・オブ・グローリーのみですが)。
 正直言って、『語るシステム』だと思っていたのですが・・・。
 『語るシステム』は、あまり我々には向かない(面白くないわけではありません)と思っていたのですが・・・。
 暇を見てぱらぱらとルールブックをめくってみて、「これはやらなかん(名古屋弁)」と思ってしまいました(ぱらぱらとルールブックをめくって止めにしたルールは多数存在します(苦笑))。
 ええ、結論から行くと、「最近のTRPGルールの中でも群を抜いて完成度の高い、そして面白いルール」です。

 さて、結論だけでもなんですので。本題です。
 BoAにおいて、キャラクターは『刻まれし者』と呼ばれる、三つの聖痕を持った、『聖痕の奇跡』を起こす『英雄』となります。
 そして殺戮者と呼ばれる三つ以上の聖痕を持った敵を倒し、聖痕を開放することを目的としています。
 目的は非常に単純なのですが、BoAが目指すのは間違いなく、ベルセルクです(笑)背景情報も含めて、いわゆるダークファンタジーなのです。
 これだけ書くとなんだか良く分かりませんが、ルール自体が「物語を語るためのルール」なのです。
 実際のプレイは、まるで舞台の演劇の様に場面(シーンと呼ばれます)ごとを分割し、そしてその場面の主人公(シーンプレイヤーと呼ばれます)の為の演出を行っていきます。
 その際に他のプレイヤー達はただ自分の出番を待つのではなく、登場判定と呼ばれる判定によっていつでも(マスターの却下がなければ)そのシーンに登場できるのです。
 登場によって『鎖』と呼ばれるものを稼ぐのがゲーム的な目的ですが、この登場判定が基本的にはプレイヤー達によってコントロールされる為、プレイヤーの手によって物語が構成されていき、その過程が非常に面白いのです。
 また、使用する『特技』を組み合わせることができるというルールが、ただでさえ多い特技などにさらに幅と持たせています(これによって、マンチキンとなることも可能ですが)。
 そして、殺戮者との戦闘などで『奇跡』の使用をめぐる展開も、非常によくできており(まるで、TCGの様な展開が行われます)、戦闘を緊張感のあるものにしています。

 問題点は、豊富なデータが提供されていますが、これを一覧参照できるものが一切存在しないことです。
 いわゆる呪文表のようなものが存在しませんので、ルールブックの関係箇所をごっそりコピーするしかないのです。
 また、なによりもルール自体が特殊であるため、初めてプレイする場合に、何をしたらよいか掴めない、あるいはよく分からないことになることです(シナリオの背景情報ではなく、ルール自体の、舞台となる世界の情報を理解していないと、本当になにをしたら良いか困ります)。
 一番よいのは、慣れているプレイヤーと一緒にプレイすることなのですが、常に慣れたプレイヤーがいるとは限らないので、最悪、『勘違いした吟遊詩人マスター』にぶち当たり、BoAの評価が地に落ちる危険性があります(・・・BoAの様なルールでは、特に『勘違いした吟遊詩人マスター』が多いのです)。

 あざといほどに既存の小説、ゲーム、アニメ、漫画・・・などのキャラクターが再現できるキャラクター作成ルール。
 統一性のある、非常に明快な判定ルール(当然、例外はついてまわりますが、これについても明快な例外処理がなされています)。
 豊富なデータ群。
 明確な方向性のある、豊富な背景情報。
 もう一度言いますが、BoAは「最近のTRPGルールの中でも群を抜いて完成度の高い、そして面白いルール」です。
 お約束ですが(笑)、一度お試しあれ。
 特に、いわゆる古い世代と呼ばれる方々にお勧めします。演技がどうとかではなく、BoAのルール自体が非常に面白いのです(BoAでは物語を語る作ることが目的なのですし)。

補注:
『語るシステム』
 いわゆるキャラクターになりきって、マスターの語る物語に参加させてもらうルール群の事です。
 お約束が尊ばれ、なんだかんだ言いつつ、ルールレスに近いルールが非常に多い、あるいはルールを無視することが推奨され、いかに美しい演技を行うかが追及されるTRPGではないTRPG群の事です。

補注2: 『ベルセルク』
 三浦建太郎著の、傑作ダークファンタジー。
 詳しいことはこちらで(笑)(白泉社の公式です・・・。解説系の方がいいのかな・・・)

牛’s コメント:
 ルールや、世界に慣れると「面白い!」と思う。
 「駆け引き重要!」、キャンペーンをやるといいかなぁ。

KAZ’s コメント:
 システムの主旨を理解してプレイしないと一生プレイに参加できないかも!?
 世界観などのバックグラウンドをしっかりと勉強しよう。

YOU’s コメント:
 いやあ、ベルセルクですなか〜。
 システムは骨太で、噛めば噛むほど味が出る。
 ルールブックの熟読必須か??

SUKA’s コメント:
 『アルカナ』、『特技』は取得の仕方を考えないと使えないキャラになりそう。
 『奇跡』を使うタイミングはかなり重要。
 とりあえずはルールブックを一通り読まないとうまく立ち回れないね。

ブレイド・オブ・アルカナは有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチ(F.E.A.R)及び有限会社ゲーム・フィールドの著作物です。
F.E.A.R.のホームページ:F.E.A.R.ONLINE(http://www.fear.co.jp/index.htm
F.E.A.R.ONLINE

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