PCCの近しい人
このスレッドは、PCCが自身の目的の為に動いた際に参照してください。
PCCのハンドアウトにある近しい人の状態は主に以下の4つを想定しています。
PCCの動きや、キーパーの判断である程度流動的に対応するとよいでしょう。
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『月光教』に入信して、光月町の神社に住み込んでいる(最も早い段階で助けられる)。
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『月光教』に入信して、深く関わっており、自ら『月光教』から離れる意志が無い(『満月の儀式』等で助けられる)。
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『月光教』に入信して、生贄となっており、御山の地下で変容を待っている(もう元に戻らない)。
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『月光教』に入信したと思われるのは勘違いで、浅草の辺りを転々としている(その中に『月光教』が含まれている)。
これらのパターンに基づいて、以降の情報を与えたり、PCCへの対応を検討してください。
『月光教』に入信している
このパターンでは、PCCの近しい人は単に行き場がなくなったのでなんとなく『月光教』に世話になっている、とか、天宮が(見た目は)カッコいいので、『月光教』についつい入信してしまった、程度の関わりになります。
その為、『月光教』が怪しいカルトであるということは深く考えず、生贄を捧げていることも知りません。
『満月の儀式』にも特に関わっておらず、教団内部の情報もほとんど持っていません。
PCCが接触を図り、説得に成功すれば自ら『月光教』から逃げ出すこともあり得ます。
『月光教』に深く帰依している
PCCに近しい人は何らかの理由(PCCとの、主に感情的な衝突、家庭の事情等)により、『月光教』に入信し、魅了され、天宮の甘言に乗って深く帰依するようになっています。
あるいは、自身がそういったカルトに嵌りやすい気質であったり、オカルトへ傾倒しており天宮の言説に多大に影響を受けてしまった等も考えられます。PCCとある程度相談して、その人の気質、性格を決定しておく楽でしょう。
このパターンでは、シュブ=ニグラスに祝福されしものになっている可能性があります。キーパーの判断、PLの好みによってこれを決定してください(基本的にシュブ=ニグラスに祝福されしものへの変身は不可逆です。悲劇的な流れしかないことに注意してください)。
シュブ=ニグラスに祝福されしものとなっている場合、精神的な変容を迎えており、PCCを野呂と同じように変容させようとするかもしれません。
御山に送られている
何らかの理由、単純に浅草に居たときに『月光教』に拉致をされ、生贄とされた等により、御山に送られている状態です。
御山の地下の迷宮において詩由の元へと誘導されては居るのですが、変容が遅いか、逆に早すぎて人型が保たれていないか、あるいはあまりにもそこが居心地が良い為に、地下の迷宮に住み着いてしまっている状態です。
この状態では正気度が0であり、夢うつつで意識がありません。キーパーの判断にもよりますが、変わり果てたその姿を目撃した場合、シュブ=ニグラスに祝福されしもので減少する正気度とは別に減少させてもよいでしょう。
この状態は最早救出することは叶いません。かろうじて身に着けていたものの痕跡があるので、それらを形見として持って帰るだけになります。
また、キーパーの判断と趣味、PLの許容にもよりますが、すでに意識が無くなっており、迷宮に足を踏み入れた探索者を取り込もうと襲い掛かってくる等としてもよいでしょう(撃退してから、その人に気が付くというパターンでも)。
浅草を転々としている
一時的に『月光教』に居ただけで、実際は浅草にあちこちを転々として、公園彷徨者達のネットワークに加わっているか、野呂の保護を受けている、あるいは別の友人、知人を頼りに渡り歩いている等のパターンです。
このパターンでは、『月光教』は関わってこず、追手が掛かるわけでも無く、単純に浅草で人探しとなります。キーパーはPCCに対して誤誘導をするなどして、シナリオに深く関わっていくように仕向けてもよいでしょう。
もちろん、途中で『月光教』に関わってしまう、野呂の助けとなる為にやはり『月光教』に捕らえられる等のパターンと複合してもよいでしょう。その場合、PCCだけのタイムリミットを設けていくのも面白いかもしれません。