データセクション
シナリオに登場するモンスター、神性。その他のデータをまとめたものです。
シュブ=ニグラスに祝福されしもの
詳細はマレウス・モンストロルムのP.46を参照してください。
彼らは元は人間である為、様々な技能を持っています。キーパーは彼らの技能を変更して、探索者に対抗させるのもよいでしょう(武器技能や、武道技能を持たせて手強いゴフン・フパージ・シュブ=ニグラスにするのも楽しいかもしれません)。
以下は、『月光教』との戦闘時に用いるデータです。
A STR 11 CON 17 SIZ 13 INT 11 POW 16 DEX 11 耐久力:15 DB:+0
B STR 13 CON 15 SIZ 15 INT 15 POW 17 DEX 13 耐久力:15 DB:+1D4
C STR 12 CON 16 SIZ 14 INT 13 POW 15 DEX 12 耐久力:15 DB:+1D4
D STR 15 CON 18 SIZ 16 INT 10 POW 18 DEX 10 耐久力:17 DB:+1D4 (恐ろしく変容)
E STR 16 CON 19 SIZ 15 INT 9 POW 19 DEX 16 耐久力:17 DB:+1D4 (恐ろしく変容)
F STR 14 CON 20 SIZ 17 INT 12 POW 14 DEX 14 耐久力:19 DB:+1D4 (恐ろしく変容)
武器:
かぎ爪 30% 1D6+DB
噛み付き 40% 1D4
突く 20% 1D6+DB
応急の武器 25% 武器による+DB
技能:
人間であったころの技能
隠れる 90%、忍び歩き 70%
装甲:
なし。1ラウンドに1D6の耐久力を回復する。
移動:9
ゴフン・フパージ・シュブ=ニグラスを見た場合、0/1D4の正気度を失う。
恐ろしく変容したゴフン・フパージ・シュブ=ニグラスを見た場合、1/1D6の正気度を失う。
彼らから受ける印象は、何故か山羊だった。
彼らの身体の比較的認識可能な部位は、驚くことにこれといった傷もなく分離されていた。しかしほかの部位は、部分ごとに形を変えられ、どこに属していたのかまったくわからぬように組み合わされていた。
ゴーツウッドのノーム
詳細はマレウス・モンストロルムのP.46を参照してください。
ノームは美由/詩由の使い魔兼護衛として使われており、江津森から連れてきています。
装甲が固い以外は特徴が無いので、探索者と戦闘をさせるのではなく、単に斥候として使うのがよいでしょう。
A STR 7 CON 18 SIZ 5 INT 15 POW 14 DEX 14 耐久力:12 DB:-1D6
B STR 5 CON 14 SIZ 3 INT 17 POW 15 DEX 13 耐久力:9 DB:-1D6
C STR 11 CON 20 SIZ 5 INT 8 POW 12 DEX 16 耐久力:13 DB:-1D4
武器:
かぎ爪 30% 1D3+DB
噛み付き 40% 1D4
装甲:
9点の固い皮膚
移動:9
ノームを見た場合、0/1D3の正気度を失う。
それは一見、石像の様に見えた。
だが、そいつは童話に出てくるガーゴイルのように動き回る。
その目は灰色で眼下の奥に潜み、鼻は昔絵本で見た魔女のそれのように曲がり、にやにやとゆがんだ口からは尖った歯がのぞいていた。
月光教の信者
信者達は普通の人間である場合もありますが、ムーンレンズの番人を日常的に目撃している為、ほとんど正気度が残っていません。
江津森には『月光教』が浸透しきっており、村ごとその教団と言えます。
また、信者の中にはゴフン・フパージ・シュブ=ニグラスがゴルゴロスのボディワープによって普通の人間の姿に戻っているものもあります。
データは戦闘に必要なもののみ示します。キーパーで適宜、変更、作成してください。
A STR 13 CON 14 SIZ 14 DEX 13 耐久力 14 DB+1D4
B STR 16 CON 15 SIZ 14 DEX 13 耐久力 15 DB+1D4
C STR 12 CON 10 SIZ 16 DEX 14 耐久力 13 DB+1D4
D STR 14 CON 9 SIZ 10 DEX 10 耐久力 10 DB+0
E STR 10 CON 15 SIZ 12 DEX 9 耐久力 14 DB+0
F STR 18 CON 16 SIZ 17 DEX 12 耐久力 17 DB+1D6
武器:
拳:60% 1D3+DB
鎌等の貫通する武器:50% 1D4+DB
32口径リボルバー:50% 1D8
装甲:
なし。
技能:
様々。
溶けたシュブ=ニグラスに祝福されしもの、水蛭子
御山の地下迷宮内に存在する、美紗崎詩由が生み出し続けるシュブ=ニグラスに祝福されしものの原形質とも言える生物です。
生物と言えるかも怪しい存在ですが、長ずれば黒い仔山羊に似た存在になる可能性があります。
これらの生物は本来、美紗崎詩由の中でムーンレンズの番人から吐き出された生贄と融合することで、シュブ=ニグラスに祝福されしものとなるのですが、生贄が来ない場合に定期的に詩由から吐き出されているのです。
STR 15 CON N/A SIZ 15 INT N/A POW N/A DEX 7
移動 6 耐久力 N/A DB+1D4
武器:
張り付く(組み付き) 50%、なし
同化する(組み付き後) 自動、1D4
装甲:
なし。地下迷宮内に居る場合、1ラウンドであらゆるダメージを回復する。
呪文:
なし。
正気度喪失:
溶けたシュブ=ニグラスに祝福されしものを見て失う正気度は、0/1D3です。
そいつは色のない、ぶよぶよとした不定形の塊だった。
ゼリーのようにも、何かの生物の内臓のようにも、いやらしい粘膜の塊のようにも、あるいは汚物の塊のようにも思える。
驚くべきことに、そいつはおそらく自らの意志で震えるように移動し、床にある何かを捕食しているように見えた。
『大鏡』(ムーンレンズ)
詳細はキーパーコンパニオンP.62を参照してください。
江津森に存在する、ムーンレンズです。この装置を組み立てたのはやはり誰だかわかりません。少なくとも、江津森のシュブ=ニグラス信仰が始まった時はすでに存在していたようです。
とおりゃんせ
童謡として有名ですが、オカルト的な考察がされているのも有名です。
その中の一つに、細道が産道であり、行きが生まれ、帰りが死と解釈して、母親から生まれるときの歌なのだ、というものがあります。
『とおりゃんせ とおりゃんせ
ここはどこの細道じゃ
天神様の細道じゃ
ちょっと通してくだしゃんせ
ご用の無いもの通しゃせぬ
この子の七つのお祝いに
お札を納めに参ります
行きはよいよい 帰りは怖い
怖いながらも とおりゃんせ、とおりゃんせ』
かごめかごめ
こちらも童謡として有名で、オカルト的な解釈があるものです。
有名なのは不義密通の疑いを掛けられる男女のもの、遊郭からの駆け落ち等があります。
『かごめかごめ
籠の中の鳥は
いついつ出やる
夜明けの晩に
鶴と亀が滑った
後ろの正面だあれ』
ムーンレンズの番人
詳細はマレウス・モンストロルムのP.181を参照してください。
シュブ=ニグラス
詳細はマレウス・モンストロルムのP.178を参照してください。
母なる仔山羊、美紗崎詩由
江津森の御山の下の迷宮でシュブ=ニグラスに祝福されしものとして生まれ、あまりにも『母親』に似すぎた美紗崎美由の姉です。
幼い頃はまだ人型に近かった為に、村で美紗崎家の長子として『大鏡』としての役割を担っていましたが、人間生活も困難になり、御山へと戻っていきました。
変異はさらに進み、そして母親の意志に従い、彼女は迷宮の最奥部でシュブ=ニグラスに祝福されしものを生み続ける存在へと変わりました。
姉なるもの、美紗崎詩由
STR 25 CON 20 SIZ 40 INT N/A POW 12 DEX 3
移動 8 耐久力 30 DB+3D6
武器:
触手(組み付き) 50%、なし、1ラウンドに1D6回
踏み潰し 30%、1D6+DB
装甲:
なし。1ラウンドに1D6点の耐久力を回復する。
呪文:
シュブ=ニグラスとの接触、シュブ=ニグラスの招来、ムーンレンズの番人との接触、ムーンレンズの番人の招来
その他、生命に関する呪文。
正気度喪失:
母なる仔山羊を見て失う正気度は、1/1D10+1です。
その壁は生物なのか、樹木なのか分からないもので覆いつくされている。
その中心に、人であったとしたら顔の部分はすでに太い触手のような髭に覆われ見る影も無いが、どことなく美紗崎美由に似た面影を持っているようにも思える。
そいつは一際巨大な、祝福されしものだった。
そして、その下の方、触手に覆われた場所からは迷宮の中で見かけた肉塊のようなものの原形が常に生み出されていた。