探索者作成時ハンドアウト

探索者作成時ハンドアウト

　これらのハンドアウトを探索者の作成時に提示してください。
　それぞれの探索者には目的と秘密がありますが、特に隠されたものではない為、探索者の好きなタイミングで明かしていって問題ありません。ただ、その際にハンドアウトをそのまま提示するようなことは避け、探索者の言葉で語らせるようにしてください。

PC�@　帝都に住む若者	目的と秘密
推奨職業：学生、書生（若い方がいい） ※EDUにより年齢が決まる為、キーパーと相談してEDUを低下させるものOKです。 　貴方は幼い頃の記憶がない。今の親もおそらく育ての親であり、生みの親ではない。 　貴方は記憶がないことにより、自分のルーツを辿ることを望んでいる。 　そんな貴方の前に、幼馴染だと名乗る女性が現れる。	貴方は何故か月が怖い（恐怖症というほどではない）。 　貴方は自身が江津森の出身であることを知っているが、それ以上のことは分からない。 　貴方の目的は過去の記憶を辿ることである。 　貴方の行動に応じて、随時、キーパーから記憶を辿るハンドアウトが渡される。
PC�A　探偵、警察関係者	目的と秘密
推奨職業：探偵、警察官、特高（肉体派） 　貴方は現在、『月光事件』と呼ばれる浅草で起こる不可解な事件を追っている。 　浅草の人ごみにおいて、急に人が消えるというのだ。目撃者が多いはずなのだが、ほとんどおらず、少ない目撃者もただ「月が奇麗だった」と訳の分からないことを証言している。 　貴方はひとまず浅草に向かうことにした。	貴方は実は特務機関『K機関』（デルタグリーン的な抗神話組織）の協力者である。 （外部の協力者である為、特別な権限や情報源があるわけではない。調査して報告するだけである） 　貴方の目的は『月光事件』の解決である。 　貴方が充分な証拠を揃えて機関に報告することで、機関が秘密裏に事件を処理してくれる。
PC�B　医者、医療関係者	目的と秘密
推奨職業：医者 　野呂猛は貴方の古くからの親友である。彼は岡山へ旅行の後、体調を崩している。 　しばらく彼の姿は見なかったが、貴方の前に現れて診察を要求した。 　そして、その後、彼は行方不明になってしまった。あなたは彼の行方を捜している。	貴方は野呂猛を助けること以外に、彼が患っていると思われる病気にも興味がある。 　貴方の目的は野呂猛を探し出し、可能であればその原因を探り、治療をすることだ。
PC�C　出版、報道関係者	目的と秘密
推奨職業：記者 　貴方は帝都で起こる怪異、オカルト的な話題、都市伝説を扱う出版社「怪想社」の関係者である。 　現在、帝都で話題になっている『月光事件』の調査をしている。	貴方は実は近しい人（家族、恋人、その他、自由に設定して構わない）が、『月光事件』に巻き込まれている。 　貴方の目的はその人を救出することだ。
PC�D　その他	目的と秘密
推奨職業：なし 　貴方は他の探索者の関係から探索に駆り出されている。 　今回も、自身が『月光事件』に興味を抱くとともに、同じ事件を調査しているPC�A、PC�Bに協力している。	貴方に秘密はない。 　貴方の目的は事件を解決し、他の探索者を助けることだ。

各PCハンドアウトへの注意点

　PC�C、�Dはシナリオへの拘束力が弱いハンドアウトとなっています。
　導入部などの早い段階で他の探索者との絡みなどから、探索へ参加する理由を補強するようにしてください。

　PC�Aの『K機関』へ通報するには、具体的に神話的な事件が起こっており、被害が出ている、というだけでなく、将来において大規模な被害が発生する可能性がある証拠が必要です。
　この為、単に『月光事件』を神話的な生物（シュブ=ニグラスに祝福されしもの）が事件を起こしている、というだけでなく、ムーンレンズを使って事件を起こしていること、そしてそれによってムーンレンズの番人が呼び出されていることを突き止めてから通報する必要があります。
（シナリオの最終盤の迷宮から帰還した後に報告した場合は、問答無用で『K機関』も動いてくれます）

　PC�Cのハンドアウトにある近しい人についてはこちらを参照し、事前にその人の状態をキーパーが決定して、必要な場面に挟み込んでいってください。