大地返歌事件 シナリオのチャート

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シナリオのチャート

 シナリオのタイムチャートです。
 今回は、『探索部 雪子編』は完全にシーケンシャルに駆動し、シナリオの開始から自動的に順番に流れていきます。
 それに対し、『探索部 浅草編』はイベントドリブンであり、探索者達の行動によって動きます。
 雪子編の為に、PCの行動等を制限しないように上手く切り回してください。

シナリオのチャート(時系列による)

 シナリオのチャートは基本的に時系列に沿っています。つまり、おそらく事件はこの順番で起こるであろう、というものです。
(『探索部 浅草編』は時系列はほとんどありませんが・・・)

導入部

導入(女学生PC):雪子からの手紙  女学生PCの通う桜嶺女学院で、安藤雪子からのラブレターを受け取ることでシナリオは始まります。
導入(特高PC):上司からの命令  続いて、特高PC側の事件の始まりです。
 浅草における社会主義者、あるいは無政府主義者達の新作オペラを調査せよ、という命令を上司から受けます。
 また、ここで探偵PCを紹介されます。
導入(探偵PC):氏家家からの依頼  最後に、探偵PCの事件の始まりです。
 馬場子爵からの聞いて来た、という氏家家の家令から、氏家善司の狂気の真相の究明の依頼を受けます。
根岸病院にて  探偵PCが依頼を受けた、氏家善司の入院している精神病院です。
 ここで探偵PCとその連れは、氏家の狂気を目撃します。
オペラ座館前、黄昏時  雪子のラブレターに従って、女学生PCはオペラ座館前に来ると、そこで黒澄綾を目撃します。
 そして雪子ともにオペラ『ボッカチオ』を観ることになります。
(ここで各PCが集まっていることが望ましいのですが・・・)
オペラ座館、オペラ終了後  オペラの終了後の場面となります。
 ここで探索者をひとまとめにすることが望ましいので、そのために使ってください。
稲葉宅、稲葉の怪死  オペラの終了後、雪子のフルートの先生である稲葉宅へ赴きます。
 しかし、稲葉はすでに『大地返歌』、あるいはシャンの影響によって自殺してしまっています。

探索部

0日目:稲葉の怪死 稲葉の怪死の直後です。もしも、行動を取る場合となります。
警察関連から聞いた情報
稲葉の一般的な情報
氏家の一般的な情報
稲葉宅に出入りの姐や、妻木ひろ
稲葉宅
オペラ座館
旧作「シュジャイの鎮魂ミサ曲」
カフェー・アントライオン
アントライオンの女給、長井規子
黒い男の噂
駐在所
浅草公園彷徨者
喧嘩に巻き込まれる
 探索の浅草編です。
 ここに時系列はないので、キーパーは適宜情報を与えるようにしてください。
1日目:シャンを目撃する重子  稲葉の怪死の次の日です。
 同室の竹中重子が、雪子の行動と、そして『大地返歌』を奏でることによって出現するシャンを目撃します。
2日目:『大地返歌』を奏でる雪子  雪子が『大地返歌』を奏でます。
 それはまだ不完全ではありますが、桜嶺学院の寮に大混乱をもたらします。
黒い女、黒澄綾
リンケージ 悪夢
 近衛の噂から、黒澄綾を目撃する場面と、『大地返歌』によって悪夢を見る場面です。
 これによって探索者達はその意味、危険性を認識するでしょう。
3日目:嵐前  この日の雪子はすっかりとおとなしくなっています。
 ただし、狂気から解放されたわけではなく、まさに『嵐の前』といった状態です。
黒い男  浅草で、『黒い男』に出会います。
 しかし、その場で話すことはできず、夜に再度話すことになります。

終幕

リンケージ 黒い男 『黒い男』近衛との面会の場面です。
 近衛はあらゆることを知っていますが、のらりくらりと言い逃れるだけで、何も話しません。
 そしてまた、黒澄綾の音楽を聴くことになりますが、ここで『雪子のレビュー』の開始を告げられます。
レビューの始まり  オペラ座館で、雪子は一人のレビューを始めます。
 探索者達は、その演奏を止めるのか、続けさせるのかの選択を迫られます。
雪子が大地返歌を奏でるに任せた場合:  始まったレビューに対して、雪子が奏でさせるのに任せた場合は、そのクライマックスでまたしても悪夢を見ることになります。
 しかし、そうすることでシャンが雪子から離れ、それを倒すことが可能になります(シャンは肉体的には非常に脆弱です)。
 シャンが倒されると雪子は正気に戻ります。
雪子が大地返歌を奏でるのを止めた場合:  レビューを止めてしまった場合、雪子はその場ではいったん納まりますが、シャンは雪子に留まったままになる為、 雪子は正気を失い、廃人同様になってしまいます。
終幕、祭りの後  後日談として雪子のその後が語られます。
正気度の報酬  探索後の報酬正気度です。