はじめに
シナリオのスペック
本シナリオは、『秘神大作戦』向けの大正時代を舞台としたシナリオです。
プレイヤーの人数は4~5人、作成したてから、数回の冒険による成長のPCを想定したデザインとなっています。
プレイ時間はキャラクターの作成を含まず、オフラインで4~6時間程度を想定しています。
始める前に
実際のセッションを始める前に、これらのことに注意するか、プレイヤー達に直接告げてください。
シナリオの傾向
本シナリオは、調査、探索が中心となるシナリオとなっていますが、『秘神大作戦』である為、もちろん戦闘もあるシナリオとなっています。
「謎は解かれなければならない」必要はありませんが、「手がかりは提示する」必要はあります。
情報は全て出し尽くす、というのが理想的ですが、PC達の選択、行動によって得られない情報も発生することでしょう。ある程度、GMの方から誘導、あるいは具体的にこうすれば?と提示することも必要になってきます。
GMは適宜(特にPC達の行動が止まってしまった場合等)、誘導するようにしてください。
PC作成時の注意、立場
このシナリオの為に作成されるキャラクターに、女学生と探偵、あるいは書生を作成するようにしてください。
女学生には【自然科学】を取らせてください。女学生は、NPCの天文学者(通称教授)の娘となります。
女学生のPCには初心者、あるいはいわゆるロールプレイが好きだ、というプレイヤーを、探偵にはベテランの、あるいは探索に対して熱意のあるプレイヤーを割り当てるようにしてください。
女学生PC以外は女学校に潜入するというのも面白いかもしれませんが、事件が発生して以降、『帝国古代遺産管理局』に協力を要請するなどで、桜嶺女学院の特別講師などの地位を用意してもらうようにするとよいでしょう。
探索の前に一言
関係者のほとんどが甲信地方出身ですが、『全く意味はありません。無視してください』、ということを伝えておいてください。
深読みしすぎて現地に行かれても困ります。
何故甲信地方出身者が多いかは、NPCの苗字(黒澄以外)を見てもらえれば理解できると思います。
苗字を貰っているだけで、その家系の子孫、というわけでもありませんが。
PC同士の関連付け
PC同士の関連付けは基本的にPCに任せるのが楽ですが、そうも言ってられません。
関連付けられていない為にシナリオに参加できないプレイヤー(あるいは、しない不良プレイヤー)が出ることを防ぐ為に、本シナリオでは以下の様な関連付けを推奨します。
女学生PC |
教授の娘です。 シナリオにおける中心的な存在ですが、場合によってはかなり受身になってしまいます。 |
探偵PC |
教授の家には出入りがあります。 教授の家は顔見知りも多く、情報収集にも向く場所です。また、個人的に教授自身か、関わりのある人物との縁故、関係があっても良いでしょう。 |
書生PC |
教授の家に住み込んでいる。 また、女学生PCと幼馴染とも言える存在の、近所に住む書生、学生でも問題無いでしょう。 |
他PC |
その他のPCたちの関連付けは主に下記の通りです。 1.教授、あるいは書生と血縁、又は友人であり、教授の家に出入りがある。 2.女学校の関係者、やはり教授の家に出入りがある。 3.探偵の助手、協力者など。あるいはマスコミ関係者で協力関係にある。 4.女学校の関係者、女学生PCと友人等の関係。 |